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大雪 全国一のいちご産地に深刻な影響
2月24日 15時23分

大雪 全国一のいちご産地に深刻な影響
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全国一のいちごの産地、栃木県では、記録的な大雪で農業用ハウスが甚大な被害を受けた農家からは、壊れたハウスの再建を断念し規模を縮小せざるをえないといった声も出ていて、産地の農業経営に深刻な影響を及ぼしています。

栃木県内では今月14日から降った大雪で農業用ハウスが雪の重みで相次いで倒れ、いちごの被害額はこれまでに分かっているだけで8億4000万円に上っています。夫婦で40年以上いちごを栽培してきた真岡市の農家、横田由仲さん(63)も、大雪で「とちおとめ」を栽培していた7棟のうち5棟のハウスが被害を受けました。横田さんによりますと、ハウスが壊れて冷たい空気にさらされたいちごは生育が悪くなるため出荷できなくなるということです。
これから5月にかけて出荷の最盛期だっただけに出荷量の大幅な減少は避けられないということです。さらにハウスの再建には、およそ1200万円かかるということで横田さんは年齢を考えるとハウスを元の状態に戻すのは難しく、生産規模を縮小せざるをえないとしています。
横田さんは「最初は脱力感で、時間がたつにつれて被害の大きさが身にしみてきました。夫婦でやってきて後継者もおらず、年齢のこともありハウスを元の状態に戻せるとは考えていません。規模を縮小してやっていこうと思います」と話していました。

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