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放送内容


12月11日(水)

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メインテーマ女性の貧困~追い詰められる母親たち~
【番組冒頭】きてます!パンにふりかけ


出演者

<女性の貧困~追い詰められる母親たち~>
専門家ゲスト:青山薫さん(神戸大学大学院国際文化学研究科 准教授)、中野冬美さん(キャリアコンサルタント、女性のための街かど相談室 ここ・からサロン代表)
ゲスト:内藤剛志さん(俳優)、山口もえさん
リポーター:近藤泰郎アナウンサー

<【番組冒頭】きてます!パンにふりかけ>
リポーター:中村慶子アナウンサー


今、女性の貧困が深刻化しています。中でも厳しい状況に置かれているのが、子どもを育てるシングルマザーです。母子世帯の数は20年前と比べて倍近くの123万世帯に増え、貧困率(年間の可処分所得が112万円未満の世帯)は48パーセントに上ります。
シングルマザーのおよそ2人に1人が月10万円以下の収入での暮らしを強いられているのです。シングルマザーに対する公的なセーフティネットもぜい弱とされ、育児をしながら、ダブルワーク、トリプルワークでなんとか生活を支えている母親も数多くいます。
番組では、貧困状態に陥り、追い詰められる母親たちの厳しい実態や、孤立し、助けを求められずにいるシングルマザーを支援しようと立ち上がった団体の新たな取り組みを取材し、深刻化する女性の貧困をどう支えていけばいいのか、考えました。

追い詰められるシングルマザーたち

月収10万円ほどで3人の小さな子どもを育てるシングルマザーのAさん。
家賃や食費のほか、生活費のために借りたローンの返済で毎月3万円の支出などがあり、ぎりぎりの生活を強いられています。Aさんは、離婚後これだけ苦しい生活となっても「心配を掛けたくない」という理由で親や兄弟にさえ相談していません。

シングルマザーが貧困から抜け出せない背景

・半数以上がパートや臨時雇用など非正規雇用で、収入が安定しない
・日々の子育てや仕事に追われ、キャリアアップや再就職に費やす時間があまりない
・およそ8割が養育費を受け取れていない

「助けて」と言えない母親たち

「大阪子どもの貧困アクショングループ」の代表・徳丸ゆき子さんは、シングルマザーの貧困が深刻化する中、半年前に支援活動を始めました。きっかけとなったのは、大阪市のマンションで生活に困窮した母(28)と息子(3)が死亡し、発見まで死後3か月を要した事件でした。
なぜ、追い詰められたシングルマザーは誰にも助けを求められなかったのか?
徳丸さんは同じシングルマザーの目線で、貧困の当事者への調査する中で、職場や行政、実家の親など、周囲の人たちの言葉や態度に何度も傷つき、本当に助けを求めたいときに「助けて」と言えなくなってしまうシングルマザーが数多くいると危機感を募らせています。

大阪子どもの貧困アクショングループ

ホームページ:http://cpao0524.org/wp/
https://www.facebook.com/cpao0524

追い詰められ性風俗で働く母親たち

生活が困窮し誰にも助けを求めることが出来なくなった母親たちの中には性風俗の仕事を選ぶ人も少なくありません。半年前から性風俗店で働くシングルマザーのAさん。Aさんは電気代をたびたび止められるほどの貧困生活を続ける中で、精神的に追い込まれ、うつ状態となり長時間の仕事も困難に。そうした中、やむをえず選んだのが風俗店の仕事でした。
番組では、性風俗で働く女性の支援を行う団体・SWASHの協力を得て、性風俗で働く女性たち、およそ200人にアンケートを行いました。その内、子どもを育てる母親は45人いることが判明。さらに貧困を抱える母親たちが生活のためにやむをえずこの世界で働き、さまざまな苦悩を抱えながら、なかなか仕事が辞められないという実態が浮かび上がってきました。

アンケート調査協力

SWASH、ハレ系

SWASH(セックスワーカーの安全と健康のために活動するグループ)

ホームページ:http://swashweb.sakura.ne.jp/

取材協力

ノンフィクション作家 酒井あゆみさん

「助けて」と言えないシングルマザーの支援

シングルマザーたちを孤立させないための支援団体を紹介しました。
「大阪子どもの貧困アクショングループ」の徳丸さんは、毎月一度、協力を依頼したお寺から供え物のお菓子などを貧困を抱えるシングルマザーに送っています。そうした支援をきっかけにしてシングルマザーから報告やあいさつのメールを交わし、いざというときに何でも相談できる信頼関係を築こうとしています。

番組冒頭きてます!パンにふりかけ

最近、トーストにサッとふりかけてさまざまな味わいを楽しむミックス調味料、いわばパンの“ふりかけ”が人気を集めています。シナモンシュガーやキャラメル、ストロベリーといったスイーツ系から、ガーリック、カレー、ピザトースト風といったしょっぱい系まで種類豊富なことや、使い切りサイズ、手頃な価格(120~130円ほど)、保存が簡単などといったことが受けて、子どものいる家庭を中心に売り上げを伸ばしています。
番組では、そんなパン用ふりかけの人気ポイントをお伝えするとともに、しっかり食べたいという男性にもおすすめ応用レシピをフードコーディネーター・SHIORIさんに教わりました。

パン用“ふりかけ”とは

パンによく合うスパイス・ハーブと塩や砂糖などの調味料をバランス良くブレンドしたもの。
パンにバターやマーガリンを塗った上に、適量(小さじ1前後)をふりかけてトースターで焼くのが一般的な使い方です。

フードコーディネーター・SHIORIさんに教わった、パン用ふりかけの応用レシピ

 <ピザ風リゾット>

忙しい朝にも5分でできるイタリアンリゾット。
調味料はパン用ふりかけのみ。ここではピザ風味のものを使いました。

○材料(1人分)
ごはん・・・少なめ茶わん1杯(冷たいままでもOK)
ウインナー・・・2本
(ウインナーは、ベーコン、ツナ、シーフードミックスでも代用可)
ミックスベジタブル・・・30グラム
トマトジュース・・・100ミリリットル
水・・・100ミリリットル
パン用ふりかけ(ピザ風味)・・・小さじ1強
オリーブ油・・・小さじ1
チーズ(粉あるいはピザ用)・・・お好みで

○作り方

1.中火のフライパンにオリーブ油を熱し、厚さ5ミリに切ったウィンナーを焼き色が付くまでいためる(このとき、口径の広いフライパンを使うと、時短になる)
2.残りの材料(粉チーズ以外)をすべて入れて煮立たせる
3.水けがなくなるまでかきまぜて炒め煮する(2~3分)
4.お好みで粉チーズをかけてできあがり

<カレー風味のチキンピカタ>

SHIORIさんは、ふりかけとしてだけでなく、肉や魚の下味付けに使うことをオススメしています。下味に利用することで、冷めてもしっとりおいしく、おつまみやお弁当にも向くメニューになります。

○材料(2~3人分)

鶏胸肉・・・1枚
卵・・・1個
薄力粉・・・大さじ1
サラダ油・・・大さじ1
酒・・・小さじ1
パン用ふりかけ(カレー風味)・・・小さじ1強
塩・・・小さじ3分の1弱

○作り方

1.鶏胸肉は食べやすい大きさにそぎ切りする
2.袋に、鶏胸肉、酒、塩、カレートーストのふりかけを入れてよくもみ込む
3.2に薄力粉を加えて、肉がはがれるようによく振って、まんべんなく薄力粉をまぶす
4.3に溶いた卵を加えて、からめる
5.フライパンにサラダ油を入れ中火で熱したら、4を入れて両面焼く。途中で焦げないように火加減を調整しながら、火が通ったらできあがり。お好みでゆで野菜やミニトマトとともに盛りつける。

また、SHIORIさんによると、シナモンやキャラメルなどの甘いフレーバーは、ミートソースの隠し味に使うと、煮込み時間が少ないときでもコクが出るとのことです。

【SHIORIさんのオススメ】
しょっぱい系のふりかけ・・・肉や魚の下味に
甘い系のふりかけ・・・ミートソースなどの隠し味に

問い合わせ先

●VTRでパンふりかけの応用レシピを教えてくれた人

SHIORIさん(フードコーディネーター)
著書「作ってあげたい彼ごはん」シリーズ、「SHIORIの花嫁レシピ」(ともに宝島社)

●VTRに登場した主婦のブログ(ベネッセコーポレーション「サンキュ」サイト内)

「Hon日mayuStyle」
アドレス:http://39.benesse.ne.jp/blog/1318/


視聴者のみなさまへ
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。

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