山梨大学生命環境学部生命工学科の若山照彦教授が理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーらと共同で研究を行い、その成果を論文2篇にまとめ、1月30日発行の科学雑誌Natureに2篇同時に発表しました。
同研究では、分化した体の細胞を、従来のクローン技術(核移植)やiPS細胞作成技術(遺伝子導入)といった人為的な処理を行わず、より自然に近い簡単な方法で初期化することに成功しました。初期化された細胞は、ES細胞やiPS細胞と同じ多能性(体のすべての細胞へ分化できる能力)を有していることが証明され、STAP細胞 (stimulus-triggered acquisition of pluripotency)と名付けられました。
詳しく調べたところ、驚いたことにSTAP細胞は、ES細胞やiPS細胞では不可能だった「胎盤への分化」も可能だったことから、これまで作られたどの種類の多能性幹細胞よりも受精卵に近い存在だと考えられます。
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