巨人−楽天 9回裏1死二、三塁、中前にサヨナラ打を放ち矢野(左)から水をかけられ祝福される井端=沖縄セルラースタジアム那覇で(武藤健一撮影)
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◇巨人3−2楽天
楽天の新人、松井裕は切れのある変化球で2イニングを完璧に抑えた。ユーキリスは初出場で無難なプレーを披露した。巨人は新加入の2人が光った。片岡は内野安打と盗塁で持ち味を発揮し、井端は9回にサヨナラの2点適時打を放った。
まるで公式戦だった。逆転サヨナラ打を放った“ヒーロー”の井端がナインから水をかけられ、手荒い祝福を受けた。「オープン戦でやるのかなと…。僕はベンチにすんなり帰ろうと思った」と照れくさそうに笑みを浮かべた。
スコア1−2の9回。無死一、二塁からドラフト1位・小林(日本生命)が送りバントを決めてお膳立て。途中出場の井端が、福山の直球系のボールを中前にはじき返した。
これが巨人での実戦初安打になり「良かったと思います」と納得の表情だ。
中日から移籍した百戦錬磨のベテラン。沖縄キャンプでは連日、早出の特守を敢行しており今後、「最後の追い込みをしたい」。二塁のレギュラー候補でもあるが、その存在感は日に日に増している。
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