金曜ドラマ・天誅 闇の仕置人 #04 2014.02.14

白あんを使用したみるく饅頭月化粧他ご覧の詰め合わせを差し上げます。

(一之瀬)捜し物これか?
(一之瀬)はい。
(一之瀬)答えろ。
何者なんだ!なぜあんなまねをする?俺たち警察への当て付けか?
(サナ)警察?あのバツ印は何だ?何の意味がある?意味などない。
ないわけないだろ。
何か言いたいことがあるんじゃないのか?言えよ!なぜ私だけ生き残った?なぜ!?何だよあいつ。
あ〜!
(正子)はい一丁上がり!
(弥生)私私私。
あっこれのがいいね。
だってさブスッときても刺さんないもんね。
あんたホントに逆ストーカーするの?
(知世子)そうよ。
これでいきましょう。
(3人)エイエイオー!
(弥生)まーちゃん聞いてよ。
何?りっちゃんがね警察に相談したら何て言われたと思う?何?《あのおばあちゃん》《少し自意識過剰なんじゃ…》まったくねぇ女は幾つになっても女だっていうのに。
それにさ少しは私たちもフードマン見習わなきゃね。
フードマンって?
(知世子)あらまーちゃん知らないの?ネットで大騒ぎなのよ。
フードをかぶった正義の味方って。
(知世子・弥生)ねぇ。
(知世子)えぇ?あらまーちゃんらしくないわね。
(男性)あっ!ああ…。
こら!待て!
(弥生)ねえどこ行くの?どこ行くのよ。
どこ行くの。
ストーカーされる人の気持ち分かった?
(弥生)そうだよ。
(3人)天誅!よぼよぼのおじいさん。
(ミツ子)え〜!?
(一同の笑い声)
(八巻)おじいちゃん。
(ミツ子)やっぱりさ持つべきものは友達よね。
そうよ。
困ったときは友達よ。
(ミツ子)でもさあんた気を付けてよ。
逆ストーカーなんて危ないんだから。
あのさ何だっけ。
ネット上で?何かあの…。
フードを…。
(リオ)はいはいはいはい。
(リオ)それだったらこの前…。
(ミツ子)あっちょっとはいはい。
(ミツ子)あの左右田あのねあの…。
そう。
さるぼぼ買ってきて。
(リオ)さるぼぼ?
(ミツ子)さるぼぼ買ってきて。
(リオ)何すかさるぼぼって。
(ミツ子)いやいやそんなの自分で調べなさいよ。
はいいってらっしゃ〜い。
籠城中。
はい。
これで当分しばらく戻ってこないよ。
(八巻)まーちゃんこれだよ。
(ミツ子)あら誰かがこっそり撮ってたのね。
(松田)うん。
(ミツ子)ハァ…。
(八巻)それよりさこれ見てよこれ。
(ミツ子)何?「ヘルプ天使」お助けエンジェルって何これ。
(八巻)どう?いいでしょ?俺たちのホームページだよ。
そんなもんあんた頼んでないし遊びでやってんじゃないよこれは。
(八巻)天に代わってお仕置きよ!
(メールの受信音)
(八巻)ワオ!記念すべき最初の依頼は何が来たかな?何が来たかな?・
(八巻の歌声)
(八巻)ワオ。
んっ?「助けて。
三也」?
(ミツ子)「296」ってこれ何?文字化け?
(八巻)「S」って名前の頭文字か?
(ミツ子)う〜ん…。
(松田)あっ。
ちょっと待ってください。
もしかして…。
(八巻)何?
(松田)どうですか?これ。
(八巻・ミツ子)ああ!
裏切り欺瞞嘘
この世に人がいるかぎり悪ははびこる
なぜなら人の欲望こそが悪の正体だから
彼女の名はサナ
雇い主の命令によってしか生きられぬ悲しき定めを背負った女
だが彼女がどこから来てなぜここにいるのか
その答えは誰も知らない

(八巻)さあ池袋にやって来ました〜!到着です。
池袋。

(ミツ子)ハチ!
(八巻)おう。
(ミツ子)ハチお待たせ。
おう待ってたよいっちゃ〜ん。
(ミツ子)ごめんごめんごめん。
ねえ西口公園ってどこよ?
(八巻)あのね西口公園はねこっちこっちこっちこっち。
楽しみだね今日ね。
(ミツ子)ドキドキもんよホントに。
(八巻・ミツ子)ハァ…。
まさかよ池袋に4時だったとはね。
(ミツ子)にしても来ないわね。
いたずらだったのかしら?せっかくカメラまで持ってきたのに。
(八巻)そうだよ。
(メールの受信音)
(八巻)あっ来た。
(ミツ子)「一木火」?
(八巻)一に木に火。
(八巻・ミツ子)はっ!秋葉原!1・2。
・「Iwantyou!」・「Ineedyou!」って…。
私もう店に戻らなきゃ。
(八巻)えっ?帰んのかよ!うん。
じゃあね。
後よろしく頼みます。
えっ?おい!
(ミツ子)バイバイ。
行くのかよ!・
(秋葉)何やってんの〜?
(秋葉)寒いわ。
あかんな。
(秋葉)芹菜ちゃん。
今日も頑張ろっか。
何やっとんねん。

(ミツ子)えっ?これで「2万円で体を売ります」っていう意味なの?
(松田)「WU吉」
(八巻)そう。
Wの福沢諭吉で2万円。
リア厨はリアルな中学生。
つまり「2万円で援助をしてください」「本物の中学生です」って意味だよ。
え〜?今どきの援交ってこんな暗号使ってるの?
(八巻)ああ。
今はね掲示板でのやりとりだからね。
フッ警察のチェックから逃れるためでしょう。
はいこんばんは。
あっいらっしゃい。
まーちゃんのお成り〜。
ミツ子いつもの。
(ミツ子)は〜い。
ねえあんた池袋行ってきてどうだった?
(八巻)ああ。
でも結局依頼人の「S」ってやつは現れなくてさ。
その代わりとんでもないメールが送られてきてね。
とんでもないメールって?こんな純情そうな子が援交しそうだなんて。
どうしたの?まーちゃん。
まっ孫の加奈子…。
孫?
(八巻)えっ?あっあの…いたずらよ。
こんなのいたずらよ。
まーちゃん気にしないで。
まだ…まだ中学2年なの。
早くしまって。
しまって。
はぁ…。
あ〜…。
ああ…嫌だ〜。
(恭子)ねえちょっと聞いてよ。
(丈朗)何だよ。
またおふくろの話か?
(恭子)やめてよ。
あんな豚まんじゅうの話は。
(丈朗)豚まんじゅう…。
(恭子)加奈子よ。
加奈子。
あの子お金ちょうだいって言ってきたの。
この前お小遣いあげたばっかりだったのに。
(丈朗)年ごろだよ。
色々あるんだろ?ハァ…。
でも今までこんなことなかったのよ。
(丈朗)で?幾ら?2万円。
(丈朗)2万円!?それ駄目だよ。
お前それ…俺の小遣いより多いじゃないか。
2倍よ?
(加奈子)あっおかえり。
ただいま。
(加奈子)実は…ちょっとおばあちゃんにお願いがあって。
何?
(加奈子)お金貸してほしいんだ。
何に使うの?
(加奈子)新しい洋服欲しくて。
これだけ。
1,000円。
1万円。
えっ?お願い。
次のお小遣いで絶対返すから。
1万円…。
ハァ…。
中学生に1万円といえば大金。
うん。
すぐ返せるわけないでしょ。
うん…。
これは加奈には渡せない。
使うときはこの子連れていきなさい。
サナお願い。
承知。
ありがとうおばあちゃん!大好き!ありがとね!やったやった。
何買おっかな〜。
これ買える。
(店員)いらっしゃいませ〜。
ご覧くださ〜い。
わっ…。
わぁ!お客さま何かすごいおしゃれ上級者さん!あっ!回転もおしゃれ。
でも怖い。
サナお姉ちゃん。
早く行こ。
どう?似合う?ハハハ。
あっじゃあサナお姉ちゃんの洋服も選んであげるね。
え〜っと…。
これどう?カワイイー!
(店員)まあ!オサレですオサレ!オサレだわ〜よかった。
(ノック)
(加奈子)サナお姉ちゃん?サナお姉ちゃん?
(店員)何?大丈夫?
(加奈子)ちょっと手伝ってきます。
(店員)えっ嘘…。
だっ大丈夫ですか?お姉ちゃんいいよ。
サナお姉ちゃんカワイイー!
(店員)カワイイー!
(加奈子)ちゃんと立って。
(店員)ちゃんと立ってみて。
(加奈子)こう。
(店員)こうして。
こうこう…。
こうよ。
こうこう。
あっいい!
(加奈子)あっでも何か…。
あっでも何か足りない。
(店員)あ〜ら。
(加奈子)カワイイよ!イイ感じ。
何だこれは!
(加奈子)ハハハ。
もう…。
「水を一杯」って。
やだ〜。
はい。
これは何だ?
(加奈子)ヘーゼルナッツチョコレートエクストラコーヒーカプチーノ。
ヘイ…ゼルナ…ツチコレ?何だその呪文は!アハハハやだ〜!超ウケるんですけど。
呪文って。
実は私も初めてなの。
この店。
憧れてたんだ。
一人じゃ入りづらくてさ。
だからさっきの注文も家でこっそり練習したの。
練習?今度の日曜ね友達と遊ぶんだ。
そのとき言えなかったら恥ずかしいでしょ。
(加奈子)これ。
中学に入って初めてできた友達なんだ。
ほら私こんなんだからいじめられてバカみたいなことしちゃったときもあったけど。
(加奈子)もう大丈夫。
今ねすっごく楽しいんだ。
そうか。
友達か。
(加奈子)うん。
サナお姉ちゃんは?楽しい?よかった〜!元気なさそうだったから。
(加奈子)《痛いのつらいの飛んでけ〜》楽しいならよかった。
うん。
(加奈子)友達んちどれ着てこっかなぁ。
でもおばあちゃんも変わったよね。
サナお姉ちゃんが来てから。
前からよくしゃべるんだけどね何かこう…明るくなったっていうか。
フフ。
ようやくゆかりちゃんのこと吹っ切れたのかな。
ゆかり?部屋に写真があるでしょ?あの子はどこから来たんだ?えっどこって…。
おばあちゃんの娘だよ。
24年前に「いってきま〜す」って言ったっきり帰ってこないの。
警察に言っても家出って決め付けてちゃんと捜してくれないし。
ハァ…。
おばあちゃんずっと待ってるのに。
警察…。
(一之瀬)《なぜあんなまねをする?》《俺たち警察への当て付けか?》警察へ行けば人を捜してくれるのか?うん。
あの人たちって行方不明の人を捜すのも仕事でしょ?行方不明…。

(ミツ子)《出身はどこなのよ?》《伊州》
(松田)「女忍者の存在を示す資料は一切存在しないが一説に真田の命により極秘に結成された少女たちだけの忍び集団があったという」「戦で親を無くした娘らを集め諜報活動や武力抗争などに応じる特殊部隊を結成した」《ここは何もかもまったく違う》
(松田)《まるで違う時代から来た人の言い草だよな》フッまさかな。
サナに聞いたんだけど何でもなかったの。
友達ができてねその子と遊びに行く洋服が欲しかったの。
ホントによかった。
よかったわ。
あの子に昔はね友達がたくさんいたのよ。
でも5年前に事故に遭ってそれからね。
だからホントによかったのよ。
よかった〜。
とにかくあの写真とメールはいたずらだったってわけね?そう。
やった〜!じゃ乾杯しましょ。
はい乾杯!
(八巻)乾杯!
(ミツ子)あ〜おいしい。
いいわぁ。
(少女)ねえ待ってて。
待ってて。
(少女)彼氏ができないルーちゃん。
(少女)引っ掛かるように言われたくありませ〜ん。
(少女たちの笑い声)
(少女)ミサミサ早く。
(ミサ)お待たせ。
(少女)あっお菓子!ちょうだい。
やった〜!
(少女)リナはねお菓子が彼氏だからさ。
(加奈子)カワイイ。
(少女・加奈子)おいしそう。
(少女)食べよう。
(少女)いただきま〜す。
(少女)太るよ。
(ミサ)ねえねえ加奈子その服超カワイイ。
(加奈子)ホント?ミサちゃんもすっごいカワイイ。
あっこのキャミお揃。
えっ?
(少女)カワイイ。
(ミサ)加奈子のも見せて。
えっ…。
(少女)見して。
ほら。
(少女)そうだよ見して。
(ミサ)ほら早く。
フフフ。
カワイイ。
(少女たち)カワイイ!
(少女)ねえ何でそんな恥ずかしがってんの?みんな友達なんだからいいじゃん。
(少女たち)そうだよ友達じゃん。
そっか。
だよね。
(少女)でしょ?
(シャッター音)
(加奈子)何?
(メールの受信音)
(加奈子)何これ。
何?何でこんなこと…。
大丈夫。
友達にしか回んないから。
だって加奈子カワイイんだもん。
ねえ?
(少女)うん。
カワイイよ。
(ミサ)ねっ?
(丈朗)アイスね。
分かった。
行ってくるよ。
(恭子)じゃいってらっしゃい。
(丈朗)うん。
ハァ…。
村田正子でございます。
お天道さまおはようございます。
あっ加奈ちゃん。
(加奈子)おばあちゃん。
モーニン。
(加奈子)おはよう。
加奈ちゃんねおばあちゃんねお小遣いあげる。
お小遣い。
子供にはまあ1,000円かな。
ねっ。
何か買いなさい。

(恭子のせきばらい)
(恭子)うちはお小遣い制なんです。
何やってんですか。
何やってんじゃない。
あんたにあげたんじゃないんだから。

(丈朗)加奈子行くぞ。
ハァもったいないもったいない。
気を付けてね。
加奈子ちゃん気を付けてね。
いってらっしゃい。
あっ丈朗ちゃんおはよう。
いってらっしゃ〜い。
いってらっしゃいませ。
余計なことしないでください。
あんたどこ入ってんのよ。
こっから入っちゃ駄目っつうの。
こっからうちの敷地。
そんな決まりはありません。
これ私の土地じゃないのよ。
何言ってんのよ。
もう!あっちょっと!おかしい!何をごみをそっち入れてんのよ。

(恭子)ちょっとやめてくださいよ。
(丈朗)お母さんの好きなアイスって何だろうな。
・私の物なの!・
(恭子)分かりました!
(少女)キャラメル?
(ミサ)そうだよ。
(少女)それさチョコもあったよね?
(ミサ)ホント?何にしたの?ねえ加奈子来週の土曜日暇?
(加奈子)ああ…。
えっと…。
何?土曜はちょっと…。
ふ〜ん。
(メールの受信音)
(少女)あの子じゃない?
(少女)絶対そうだよ。
(少女)あの子じゃん。
(少年)ホントだ。
ヤベえ。
(メールの受信音)その写真みんなに公開しちゃった。
(ミサ)ねえ。
土曜暇だよね?該当者なしか。
《なぜ私だけ生き残った?》ハァ…。
知るかよ。

(物音)お前…。
この人物を捜してほしい。

(男性)すいませんこんな遅くに。
何だよお前どうやってここに入った?この子を捜してほしい。
つうかさここどこか分かってんのか?頼む。
この子を…。
誰なんだよこいつは。
村田ゆかり。
で?いついなくなったんだ?24年前。
24年前?ハァ無理無理。
時間がたち過ぎてる。
悪いけど諦めるんだ。
それはこちらが決める。
いいから捜せ!捜せって…。
分かった分かった分かった。
いいから下ろせよこれ。
ハァ…。
手続きするからさ。
この写真は?借りていいのか?何だよもう…。
(シャッター音)お前名は?一之瀬。
一之瀬。
頼んだぞ。
あっちょっお前そっち…。
(一之瀬)お疲れさまです。
(男性たち)お疲れ。
マジかよ…。
(ミツ子)何やってんのよ。
ねえねえあれやってよ。
警察24時。
私ね笑いたいの。
(八巻)あっそう?いいよいいよいいよ。
(サイレンの物まね)
(八巻)え〜天守閣に急行するぞ。
(無線の応答の物まね)
(ミツ子)アハハハハ!え〜マル走整備中。
…方面へ爆走中。
(無線の応答の物まね)
(八巻)止まれ!
(エンジン音の物まね)あっいらっしゃ〜い。
どうしたの?未成年。
駄目じゃない。
こんなお店に来たら。
君もしかして…。
(芹菜)池内芹菜です。
君が?
(ミツ子)ハチ誰よ?あの子だよ。
メールくれた。
メールって…もしかしてハンドルネーム「S」?
(八巻)俺さあのメールがずっと気になってて。
よく来てくれたね。
えっ?ちょっとあんた。
何であんないたずらメール送ったのよ?いたずらじゃありません。
いたずらじゃないんです。
ユウ今どこに…。
あっサナ。
あんた生クリーム嫌いじゃないよね?ジャーン。
何だこれは!?あんた生クリーム初めてなの?やあねぇ。
はい味見。
じゃあ。
いい?はい。
んん!サナちゃんナイスリアクションねぇ。
これね加奈に友達ができたからそれのお祝いなんだから。
今主役呼ぶからね。
(恭子)加奈子?加奈子?加奈子?恭子さん加奈ちゃんはね冷蔵庫ん中。
アハハハ。
お母さんふざけないでください。
加奈子がいないんです。
えっ?加奈子がいないって…。
友達ができたからきっと友達と遊びに行ってんじゃないの?友達って…でも携帯も出ないし連絡もないしこんなこと初めてで…。
そんなわけないでしょう。
いないんです。
加奈ちゃん!
(恭子)加奈子?加奈子!何やって…。
(加奈子)触んないでよ!あんた友達とケンカでもしたの?だったら大丈夫だよ。
友達とよく話し合えば。
そしたら友達も分かってくれる。
それが友達ってもんなんだから。
(加奈子)何も知らないくせに。
えっ?何も知らないくせに友達なんて言わないでよ!おばあちゃんもお母さんも大嫌い!加奈ちゃん。
(恭子)加奈子待ちなさい。
(バイブレーターの音)はい。
まーちゃんちょっと来てくれないかな?今すぐ話したいことがあるんだ。
うん分かった。
ハチ巻。
メールは本当だったってこと?
(八巻)ああ。
あの依頼人が全部話してくれて。
彼女加奈ちゃんとおんなじクラスで。
クラスがおんなじってことは…。

(ドアをたたく音)
(ミツ子)は〜い。

(ドアをたたく音)
(ミツ子)はいはいはい…。
ちょっ…芹菜ちゃん!
(八巻)芹菜ちゃん!おいどうしたんだよ!?
(ミツ子)大丈夫?ねえ大丈夫?
(八巻)おい!この子?
(ミツ子)うん。
加奈ちゃんを助けて…。
加奈ちゃんを助けてください!加奈子がどうした?私たちミサって子にはめられて援交を…。
ミサ?同じクラスの子です。
ミサは気の弱そうな子を狙って友達のふりをして近づいてきて援交させるんです。
まだ中学でしょ?ミサのバックには秋葉っていう男が援交グループを仕切ってる秋葉って男がいて。
(秋葉)はい突き!
(男性)うわっ!
(秋葉)ヘヘヘヘ。
ちょろいなぁこいつら。
えっ?友達に声掛けられたらすぐついてくるもんな。
どんだけ飢えてんの?友情に。
こっちは芋づる式で助かるけどな。
泣いてる!ハハハハ。
(芹菜)ついてったら最後事務所の待機部屋に入れられるんです。
加奈ちゃんもずっと一人だったから…。
声掛けられてうれしかったんだと思う。
私も同じだったから。
はめられたんです加奈ちゃん。
友達が欲しくて寂しさにつけ込まれてそれで…。
グループから抜け出そうとしたの?証拠が撮りたくて。
秋葉が他の子を脅してるところを。
でも…。
(シャッター音)
(秋葉)《勝手に撮ったらあかんなぁ》《あかんことしたなぁ》
(芹菜の叫び声)
(芹菜の叫び声)
(秋葉)《あかんことしたなぁ》そんな危ないこと…。
つらくて。
あのときのことがずっと頭から離れなくて。
もうこんな思い他の子には絶対…。
だから…。
だから加奈ちゃんを助けてください!今ならまだ間に合うから!誰も…誰も話せる人がいなくて。
(ミツ子)ああ!芹菜ちゃん大丈夫?ハチハチ救急車。
先生お絞りお願い。
あんたこっちに横になって。
さあ横になって。
加奈加奈出て。
(呼び出し音)加奈出なさい!加奈子遅い。
これ…これって。
ヘヘヘ。
この子かいな?悪ないやん。
これやったら小学生に見えるわ。
でしょ?しかも秋葉さん。
この子初めてだから。
10だよ。
10。
じゅ…10?
(八巻)14で10。
14歳で10万?ハチ。
ミツ子。
先生。
サナ。
天誅!!承知。

(秋葉)あかんやろ君。
往生際の悪い。
こっちはもう金もろてるんやから。
(ミサ)そうだよ。
秋葉さんの顔つぶしちゃ駄目だよ。
何で?あっ?何でこんなこと…。
友達だって言ったよね?最初からそんなつもりねえよ。
(ミサ)いい?逃げたりしたらこれマジでバラまくから。
つか自分のレベルぐらい分かれよ。

(ノック)
(秋葉)お客さんのお出ましや。
(秋葉)言うこと聞かんかったらわれ売り飛ばすぞ!バーカ。

(男性たち)最初はグー。
初物ゲット。
初物ゲット。
初物ゲット。

(男性)はいはい。
(男性)もしも〜し。
・何してるんだよ。
俺の女に。
(男性)えっ?・いいか。
指一本でも触れてみろ。
ぶっ殺すからな!
(男性)こっこの子何かヤバいんじゃ…。
(男性)何ビビってんだよ。
鍵2つも付いてんだぜ?大丈夫だって。
(男性)おいちょっとちょっと。
(男性)待て待て。
(男性)だから待てって。
(加奈子)やめてください!放して!・
(加奈子)やめて!放して!・
(男性)大丈夫だよ。
ほら。

(加奈子)放して!やめて!
(シャッター音)
(秋葉)あっいいねぇ。
(メールの受信音)
(秋葉)あっメール来た。
58歳会社員。
は〜い。
行きたい人。
あれぇ?
(秋葉)は〜い。
私行きたいで〜す。
茜ちゃん超やる気やなぁ。
スタンバイお願いします〜。
(男性)おい行くぞ。
(男性)準備準備。
携帯財布生徒手帳は預かるからね。
おい!
(茜)幽霊?
(男性)まさかこいつ…。
今ネットで話題のフードマンじゃないっすか?うっさいのう。
何やねん。
おい見てこい。
(男性)はい。
(男性)うわっ!何やお前。
(松田)彼女たちを返してもらおう。
(秋葉)何抜かしとんねん。
こっちはながきに払うもんは払っとんねん。
ギブアンドテークや。
ギブアンドテーク!
(松田)何を愚かな。
友達が欲しい。
(サナ・松田)その寂しさにつけ込む卑劣な悪人どもめ。
許さん!
(松田)覚悟しな。
カッコ良ろしいな。
ハハハ。
やれ。

(加奈子)放して!やめて!・
(男性)落ち着いて。

(加奈子)やめて!放して!
(男性)初物いただきま〜す。
(男性)しょうがねえなぁ。
(鍵の開く音)お前ら…。
許さねえ!・
(ミツ子)ぶっ殺してやる!お前早く鍵開けろ!・
(八巻)やってますよ。
(男性)さっきの…さっきの電話の声だ。

(八巻)やってますって!・
(ミツ子)使えねえ野郎だな。
よし。
まずお前からぶっ殺してやる!・
(八巻)いやちょっと待って…。

(銃声)
(男性たち)うおっ!えっ!?おい…。
おいおいおい…。
おいおいおい!
(八巻)お前らのう…。
(男性)うわっ!血だ!血だ!
(八巻)お前ら兄貴にやられるんじゃ!兄貴はのう地獄の果てまでお前らを追い込んでくるんじゃ!地獄の果てまでお前らを追い込んでいくんじゃい…。
(男性)死んだよ…。
(男性)おい!
(ミツ子)大丈夫よ。
(ミツ子)大丈夫。
あいつらもう追っ払ったから。
安心して。

(松田)急げ!早く。
(男性)待てよ!
(秋葉)痛〜!肘は痛い!うりゃ〜!うわっ…。
あかんあかんあかん。
正義の味方がそんなことしたらあかんわ。
正義?正義など私には…。
ない。
にぎり飯一つ分の仕事をする。
ただそれだけ。
ハハハハ。
だからそれは…。
あかんのや!天誅!やあー!あかんわ俺。
ちょっもう俺…ちょっ自首するわ俺。
あかん。
嘘じゃボケ!ああー!加奈子!おばあちゃん!ありがとう。
(加奈子)おばあちゃん…。
(加奈子の泣き声)
(立田)何?またフードマンが現れた?池袋と渋谷。
同時に2カ所だと!?
(首藤)一人じゃないのか。
つかあり得ないんだけど。
警察って。
ねえ?・
(芹菜)ミサ。
芹菜。
(芹菜)何いまさらビビってんの?まさか捕まるのが怖いとか?何それ。
超ウケるんだけど。
はぁ?誰が怖いって?怖くねえっつうの。
(警察官)話聞かせてもらえるかな?
(警察官)待ちなさい!
(ミサ)放せよばばあ!
(シャッター音)学校の友達と先生と。
あっあとミサのママとパパと…。
何やってんだよ。
今の写真みんなに公開したから。
やだ…。
芹菜助けて。
ごめん。
今まで私が悪かったから。
助けて。
やだ怖い!もっと怖い思いした子がいっぱいいるんだよ。
分かったか!
(警察官)行こうか。
思い知ったか。

(戸の閉まる音)加奈子。
バッカみたい。
こんなの読んで。
浮かれて…。
こんなのまで買って。
うれしかったのに。
ずっと一人だったから…。
すっごくうれしかったのに。
そんな友達長続きしないよ。
一人が何が悪い。
一人を受け入れんの。
そしたら強くなれる。
加奈子は強くなれる。
声出しなさい。
何かあったらおばあちゃんに相談しなさい。
おばあちゃんは加奈子より何倍も生きてる。
おばあちゃんで嫌だったらお母さんでもお父さんでもいい。
黙ってちゃ駄目だ。
声を出す。
強くなるの。
おばあちゃんの孫だろ。
怪獣ヨメゴンの娘だろ?おばあちゃん…。

(一之瀬)これだ。
「村田ゆかり平成ニ年九月十二日失踪」打ち切り?6人も失踪してんのに。
首藤さんが担当?首藤さん。
(首藤)やめるんだ。
(一之瀬)えっ?あっちょっ…首藤さん!いいからやめろ!
彼女の名はサナ
雇い主の命令によってしか生きられぬ悲しき定めを背負った女
臨・兵・闘・者・皆・陣・裂・在・前。
だが彼女がどこから来てなぜここにいるのか
その答えは誰も知らない
裂在前。
2014/02/14(金) 19:57〜20:54
関西テレビ1
金曜ドラマ・天誅 闇の仕置人 #04[字]

痛快!仕置5人組の華麗な裁き!「助けて」女子中学生たちの心の叫び!友情という名の「黒い罠」!少女たちの孤独を利用した極悪非道の地下組織に天罰を下せ!

詳細情報
番組内容
 突如、現代に現れた謎の女・サナ(小野ゆり子)は、命の恩人正子(泉ピン子)と契約を結び、古武術師範・松田(京本政樹)と七色の声を持つミツ子(三ツ矢雄二)、鍵師の八巻(柳沢慎吾)と共に「闇の仕置人」となる。刑事の一之瀬(竹財輝之助)はサナが最近世をにぎわしている「フードマン」事件の当事者であると確信し、サナを問い詰める…。
 八巻が勝手に「ヘルプ天使〜トラブル解決します〜」という「闇の仕置人」の
番組内容2
ホームページを立ち上げた。最初の依頼は「三也296」と書かれた謎の暗号メール。八巻とミツ子はそれについて調べ始める。一方、村田家では、嫁の恭子(白石美帆)が娘の加奈子(葵わかな)が高額なお小遣いを要求してきた事を心配していた。正子も不安を感じ、サナに探らせることにする。サナと買い物に出かけた加奈子は、自分は足が不自由なせいでなかなか友達ができず、最近できたミサという友人に合わせるために、
番組内容3
色々欲しいものがあるのだと嬉しそうに語る。
 そんな時、再び「ヘルプ天使」のホームページにメールが来る。そこには、「この子、援交しそう、止めて!」という文面と加奈子の画像が…!ミサのバックには援助交際を仕切っているグループの大元締め・秋葉(加藤虎ノ介)がいて、加奈子に援交をさせようとしていた。クラスメートの芹菜(森迫永依)はそれを知り、加奈子を救おうとメールを送ってきていたのだ。
出演者
サナ: 小野ゆり子 
村田正子: 泉ピン子 
松田竜次: 京本政樹 
八巻辰: 柳沢慎吾 
東条ミツ子: 三ツ矢雄二 
一之瀬大和: 竹財輝之助 
首藤重吉: 嶋田久作 
三平弥生: 鷲尾真知子 
村田恭子: 白石美帆 

ほか
スタッフ
【脚本】