歌舞伎俳優・尾上松緑(39)の長男・藤間大河(8)が、6月の東京・歌舞伎座公演で3代目尾上左近を名乗り、初舞台を踏むことが23日、分かった。
襲名の演目は「倭仮名在原系図(やまとがなありわらけいず)」の「蘭平物狂(らんぺいものぐるい)」。松緑が奴蘭平を務め、大河はその子・繁蔵を演じる。
平安初期を舞台に、貴族・在原行平の屋敷で起きる出来事を描いた物語。父子の情愛を見せる、親子での長時間の大立ち回りが見せ場となっている。1953年に大河の曾祖父にあたる2代目松緑が復活させた狂言で、父も02年に4代目松緑を襲名した際にも演じた“家の芸”だ。
「尾上左近」の俳優名は、初代が大河の祖父・初代辰之助、2代目は父・松緑が、いずれも初舞台を踏む際に襲名した名前。親子孫3代にわたって同じ名前で歌舞伎俳優としてのキャリアをスタートさせることになる。
大河は3歳の09年10月に、東京・歌舞伎座の「音羽嶽だんまり」の稚児音若で初お目見え。その後は「め組の喧嘩」の辰五郎伜又八などを演じた。現在公演中の歌舞伎座では、夜の部「白浪五人男」に、丁稚長松で出演している。
[2014/2/24-06:02 スポーツ報知]