
スイス空軍は、スイス空域内を飛行中のハイジャックされたエチオピア旅客機のために緊急出動することができなかった。なぜなら、スイス空軍は平日のみ稼働し、
連絡を受けた時は、営業時間外だったからだ。
(画像:Mirror)
緊急事態の時こそ活躍すべき軍隊が、平和の国スイスではまったく機能しなかった。
月曜日の早朝、飛行中の202人の乗客を乗せたエチオピア・アディスアベバ発ローマ行の旅客機ET702が、スイス空域内を飛行中にアベラ・テジェグン操縦士によってハイジャックされた。彼は、機長がトイレに立った隙にコックピットを内側からロックし、立てこもった。
操縦士は亡命を希望しているスイス・ジュネーブに着陸させないと、航空機を墜落させると脅した。
スイス空軍隊長は、4時半にこの事件の知らせを受けたが、空軍の開始時間は8時からであるため、特に何も対処しなかった。
時間外稼働はお断りのスイス空軍に代わって、イタリア空軍が旅客機をスイス国境付近までエスコートした。その後、フランスの航空機がジュネーブ空港まで同行した。
エチオピア機が朝6時ジュネーブ空港に着陸すると、待機していたジュネーブ警察は、コックピットの窓からロープを伝って逃走しようとしていたテジェグン操縦士を逮捕した。
彼は今、懲役20年の刑に問われている。
スイス空軍のスポークスマンは、次のように弁明している。
「
スイスでは、空軍基地が夜間と週末は閉鎖されるため、時間外の事件には介入できません。これは、予算と人員配置の問題です。」
スイス空軍は現在、稼働時間を24時間体制に拡大することを検討しているが、それが始まるのは早くても2020年から。まだしばらくは、時間外稼働はお断りだ。
【記事:りょーこ】
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