「ごめん、週末プチ修行なんだ!」関東(東京近郊)で滝行体験が日帰りでできる場所
今年は滝に打たれる修行を体験する!
「修行」「精神修養」といえば、「滝に打たれる」というイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。滝行(水行)の目的は、心身の汚れと煩悩を打ち払うこと。特に「やる気が出ない」「毎日がつまらない」「人生の節目に」と思っている方におすすめです。
最近では、サラリーマンやOL、女子大生の方も団体で「プチ修行」として積極的にお寺に顔を出すそうです。一度修行した人は「身体も心も強くなった」と感じられる方が多いそうですよ。
ここでは、関東(東京近郊)を中心に、日帰りで滝行ができる場所をご紹介します。「今年こそは滝に打たれて、自分を変えたい!鍛え直したい!」と思っている方、まずは日帰りから、プチ修行を始めてみてはいかがでしょうか。
滝行(水行)の効果・やり方とは?
滝行とは、滝を受けて無我の中で自身を見つめる修行のことです。ロマンを感じますね。滝という自然の力や流水のパワーで、心身を清めるだけでなく、ストレス解消や精神力アップにもつながるのだそうですよ。
日帰り滝行に必要な持ち物
- 女性の場合は、水着またはTシャツなど(インナーはなんでもOK)
- ぬれてもいい靴(ビーチサンダルなどは不可)
- タオル2~3枚
- 下着などの着替え
- 費用(物品貸出し含む5000~10,000円が相場)
- やる気
基本的な方法
基本的には、滝に打たれる形と周辺にたまっている水につかる方法があります。雨が降って濁流になっている場合、つかるだけでも大変な修行になりそうですね。手順については、体験修行の場合インストラクターさんが教えてくれるので、それに従って行ってみてください。
大まかな流れはコチラです。
- 1…白装束に着替える
- 2…滝に向かって礼を行う
- 3…気合を入れる
- 4…水につかり、滝の前に進む
- 5…滝つぼに入り気合を入れ、精神統一を行う
- 6…滝に向かって礼を行う
- 7…滝から出て体をふき、身体を緩める
滝に打たれるとその激しさや冷たさで、苦しく息ができないくらいの状況におかれます。しかし、その状態だと雑念の湧く余裕がなくなりとても精神統一しやすくなるのです。徐々に苦しさが消えていき、そのまま自然と一体化するような感覚を覚えます。
5分ほどで自然と一体になることが体験できると言われています。
【東京】高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)
東京の高尾山では2つの瀧を解放しています。入瀧料は1000円と良心的ですが、行衣はM~Lサイズ5000円、LLサイズだと7000円ほどかかります。その他お線香などもあるので、大体1万円ほどの予算と考えておきましょう。
蛇瀧水行道場(青龍大権現)
- 入瀧料:1000円(指導料を含む場合は3000円)
- 入瀧・受付:午前9時~午後3時
- 指導日時:第1土曜日・17日・27日の12時から
- アクセス:東京都八王子市高尾町2173(JR高尾駅北口より、京王電鉄バス「2番乗車発小仏行き」にて蛇瀧口で下車、徒歩で約15分)
- 予約電話:042-665-7313
琵琶瀧水行道場(大聖不動明王)
- 入瀧料:1000円(指導料を含む場合は3000円)
- 入瀧・受付:午前9時~午後3時
- 指導日時:第1土曜日・18日・28日の11時から
- アクセス:東京都八王子市高尾町2180(京王線高尾山口駅より、山麓ケーブルカー清瀧駅を経て高尾山登山コース6号路を経由し、徒歩で約25分)
- 予約電話:042-667-9982
【東京都】梅松山円泉寺
龍神の滝
- 入瀧料:5000円(他、3名以上1人分・参拝お賽銭として1000円と昼食代)
- 修行日:要問合せ
- アクセス:東京都西多摩郡檜原村(西武池袋線「飯能駅」北口にて、西武バス下川崎経由狭山市駅西口行き)
- 予約電話:090-3225-6286・042-978-6500
西澤形一師(西沢)さんが主宰している滝行は、箱根の九頭竜神社から支援・協力を受けて行っているものです。ボクシング日本東洋チャンピオンも、ここで修業を行ったとか。入瀧料もリーズナブルで、サイトには滝行専用のサイトもあります。
【神奈川県】湘南滝行の会(しょうなんたきぎょうのかい)
夕日の滝
- 入瀧料:初回9000円・2回目以降6000円(5名以上団体割引き有)
- 集合時間:駅に午前10時集合(変更される可能性があるので要確認)
- アクセス:神奈川県南足柄市矢倉坂(小田急線松田駅南口に集合)
- 予約メールアドレス:lovebody_shonan@yahoo.co.jp(定期変更有)
- 予約方法やタイムスケジュールはこちら
湘南滝行の会では、団体滝行の他、結婚式でのサプライズなどの撮影にも対応しています。その場合、1人料金が18000円かかりますが、滝行は禊(みそぎ)としても大変素晴らしいものなので、式の前に最適だそうですよ。
【東京】臼杵山天光寺(うすきさんてんこうじ)
- 入瀧料:滞在期間×7500円(3食付・日帰りが可能)
- アクセス:東京都西多摩郡檜原村字本宿801-2(JR五日市線の終点「武蔵五日市駅」より西東京バス「数馬」行きで「笹平」停留所下車、徒歩約10分)
- 体験修行の申し込みはこちら
水行・川行・滝行からお百度参りなど、さまざまな修行ができるところです。1泊3食付で7500円とお安く、2泊3日で体験される方も多いようです。寺院などがなく宿坊のみということですが、修行は本格的です。滝行は、実施日を問い合わせで尋ねてみましょう。
【埼玉県】神瀧山清龍寺不動院(せいりゅうじふどういん)
- 入瀧料:瀧行のみ3000円・特別祈祷つき5000円
- 修行日:要問合せ
- アクセス:埼玉県和光市白子2-15-47(東武東上線成増駅南口、地下鉄有楽町線営団成増駅②番出口より徒歩15分)
- 電話番号:048-461-2116
- お申し込みは専用の申込用紙をFAXで送ります
遠く秩父山脈に源を発する地下水が、東京の和光市白子の地に湧いているそうです。龍神伝説が残る龍神池の湧水が龍神の口から聖水となり流れ落ちているので、過酷で厳しい滝行より安全に行いたいという方はこちらがおすすめです。
注意点
体力に自信のない方や持病を持っている方、また、滝場での事故には充分ご注意ください。冬季は体力の消耗が激しいので、十分な体力があり、健康体の方のみ行いましょう。無理をせず、途中できついと思ったら水につかるだけの水行までにするなどにします。
おわりに
日帰り滝行を体験してリフレッシュできたら、今度は泊りで行うのもいいかもしれません。日帰りよりも、大変リーズナブルになっているところが多いようです。精進料理を食べ、修行を積むことで、心身ともに生まれ変われそうですね。
滝行は、レジャーや罰ゲームの1つとしても大変人気なプチ修行です。冬場は辛そう…という方も、真夏に友達と一緒に体験してみるのはいかがでしょうか?
本記事は、2014年02月24日公開時点の情報です。記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。





