今日の日経新聞の1面に、「東南アジア　消費が成長主導」という見出しの記事が載った。

記事を超ざっくりいうと、こんな感じだ。

東南アジアで個人消費の拡大が続いている。
2013年は主要5カ国合計で個人消費の合計は120兆円に達し、00年の約3.7倍。日本の4割程度の水準になった。
今後、日本企業などの投資が集まる東南アジアで所得向上のサイクルが速まり、消費の拡大ペースが加速する可能性がある。

要は、東南アジアの経済が伸びているよ。
個人の消費意欲が旺盛ですよ、ということ。

この記事では、じゃあそんなアジアの時代になりつつある今、俺達は個人として、何をするべきかを考える。
まぁ、結論は「英語で稼げるようになりましょう」なんだけど。

ちなみに、日本の消費支出の伸びは、以下の資料によると、予想通り伸びは止まっている。
http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/bunseki/pdf/h14/h4a1206j063.pdf

それにしても、よくまとまった資料だ。
こういう創造性のない仕事をやらせると、官僚は非常に良い仕事をする。
馬鹿とハサミと官僚は使いようなのだ。

さて、消費が3倍に伸びている東南アジア。
これからは経済の拡大が見込めない日本。

このペースで伸びると、2020年代には日本を超える市場規模になる可能性が高い。

さて、以下の記載が外務省のサイトに各国の基本情報が載っている。
欲しい項目をまとめてみた。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asia.html

国	人口	主要言語	一人当りGDP（名目）
シンガポール	約540万人	国語はマレー語。公用語として英語、中国語、マレー語、タミール語。	52051
マレーシア	2,933万人	マレー語（国語）、中国語、タミール語、英語	9890
タイ	6,593万人	タイ語	5382
インドネシア	約2.38億人	インドネシア語	3562
フィリピン	約9,401万人	フィリピノ語及び英語	2612

タイとインドネシア以外の３つの国では英語が公用語となっている。
たしか、以前に東南アジアのスマホ普及率が高いみたいな記事を見たことがあるから、ここの国の人達は、けっこう英語でスマホを使っている人が多いと予想している。

つまり、個人がフリーミアムモデルでネットで稼ぐ場合は、英語で情報発信したほうが絶対に良い、という結論に達するよね。
アプリケーションの開発も全部、基本的には英語でやったほうがいい。

個人じゃなくても、企業としても「英語で稼ぐ」っていうのは必須になってくると思う。
インターネットに限らずね。

通訳をつければいいじゃない、みたいな話もあるけど、想像してみて欲しい。

交渉っていうのは相手を口説くようなものだ。説得することだ。
これは女性を口説くのと似ている。

ある女をナンパするときに、いちいち通訳を介して話をするか？
友達に頼んで、「好きって伝えて」なんて言う奴の言葉を信じられるか？

たどたどしくても、自分の言葉で伝えなければならない。
ビジネスは人と人が生み出すものなのだ。

つまり、アジアやその他の大きな市場を狙って大儲けするためには、とにかく英語。
もう強調されすぎて今更だけど、やっぱり英語。

英語で発信する力がめちゃくちゃ大事になる。
それができれば、たぶん今よりもっと儲けることができる。

コミュニケーションさえ取れれば、そこでビジネスができるから。

なんていうか、ここからはさらに雑な予想になるんだけど、日本の財政は絶対に立ちゆかなくなると思うんだよね。
デフォルトすると思う。いつになるかわからないけど、間違いなく。

で、そのときに何が起こるかというと、極端な円安、インフレ、金利の上昇が起こるわけ。
金利の上昇で何が起こるかというと、ローン払ってる人が死ぬよね。
株は暴落、地価は下落。
失業者は増えて倒産が相次ぐ。

そんな未来は必ず来ると思ってる。

で、そういうときって、安くなった日本のビルとか土地とか会社を買うのが、中国人とかアジアの金持ちなわけで、上司がその国の人になることもありえるわけで。
そういうのが嫌だったら日本を出て稼ぐしかなくなるわけで。

つまりは、英語(とできれば中国語)を話せるようになっておかないと、危機があったときに身動きできなくなる可能性が高いよねって話。

危機に備えて、準備をしよう。

最近は英語の名言を暗記して、英作文の練習をしている。
TOEICの勉強もいいけど、発信するには英語をちゃんと覚えないと、とっさに出てこないんだよね。