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» 2014年02月24日 09時28分 UPDATE

人気の理由は“積みゲー”供養? 有野晋哉氏、「ゲームセンターCX」を語る (1/2)

「よゐこ」の有野晋哉氏がファミコンゲームなどを攻略する「ゲームセンターCX」が映画化された。有野氏が語る、同番組の人気の理由とは。

[産経新聞]
産経新聞

 お笑い芸人「よゐこ」の有野晋哉(しんや、41)が、1980年代に爆発的なヒットを記録した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(任天堂)などの人気ゲームを攻略していくフジテレビCS放送の人気バラエティー番組「ゲームセンターCX」が映画化された。名付けて「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」(蔵方政俊監督)。有野は「なぜかスタッフたちからは『やせておいてね』と言われました。これは主人公が映画化を何も知らないままクランクインを迎えてしまったような、珍しい作品なんですよ」と苦笑いで紹介してくれた。

画像 「僕が知らないうちに、来年も新しい映画ができるかもしれませんよ」と語る、お笑い芸人「よゐこ」の有野晋哉(しんや)さん=2014年2月3日、東京都港区(伴龍二撮影)【拡大】

 テレビ番組は2003年にひっそりとスタートしたが、最後まであきらめずついには目標を達成する有野の姿が視聴者の共感を呼び、番組のDVDシリーズは累計50万セットの売れ行きを記録し、米国やフランスでも話題となった。映画化は10周年を迎えた番組の記念企画の一環だ。

 1986年、ファミコンと「少年ジャンプ」をこよなく愛するダイスケ(吉井一肇)は、憧れの同級生、クミコ(平祐奈)とファミコンソフト「マイティボンジャック」の話で意気投合、ソフトを貸す約束を交わしたが、ソフトはヤンキーの同級生に奪われた挙げ句、親分格の最凶のヤンキーに又貸しされてしまう。

 時は流れ、2006年。都内のホールでは「ゲームセンターCX」のイベントの収録が行われ、ゲームファンが見守る中、有野課長(有野)がマイティボンジャック攻略に悪戦苦闘している。同じゲームソフトを通じて、2つのエピソードがつながり…。

視聴者魅了したわけを分析

画像 映画「ゲームセンターCX_THE_MOVIE_1986_マイティボンジャック」(蔵方政俊監督)。2月22日公開(アルシネテラン提供)。(C)2014_ハピネット/ガスコイン・カンパニー 映画「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」

 大のテレビゲーム好きで知られる有野がファミコンと出会ったのは小4のときで、まだ人気ソフトは「マリオブラザーズ」などが数本しかでていなかった頃だ。「遠藤という友達がファミコンを持っていたので、よく遊びに行きました。

 駄菓子屋のゲーム機がただでできて、おやつまでもらえる。それでのめり込みました」。「マリオブラザーズ」では、マリオとルイージで“殺し合い”を演じるのが最高に楽しかったそうだ。

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