「現実は、もっと冷たい……」“『明日ママ』騒動”で登場した人権団体に、施設出身者から怒りの声
[ 関連タグ ]ドラマ|日本テレビ|明日、ママがいない|芦田愛菜
『明日、ママがいない』日本テレビ
児童養護施設を舞台にした芦田愛菜主演の日本テレビ系連ドラ『明日、ママがいない』が、いよいよ窮地に追い込まれた。
22日放送の第2話では、ついに複数の番組スポンサーが降板。期待された視聴率も関東地区で初回の14%(ビデオリサーチ調べ/以下同)から0.5ポイントダウンの13.5%だった。そんな中、同ドラマに対して抗議の声を上げた全国約600の施設から成る「全国児童養護施設協議会」と「全国里親会」なる人権団体に疑惑の目が向けられている。
両団体は21日に厚生労働省で記者会見を行い、同ドラマを糾弾し、放送内容の改善を要求。これに社会部記者は「いかにも人権団体といった感じ。最初に放送中止を申し入れた熊本市の慈恵病院は全国で唯一『赤ちゃんポスト』を設置しており大義名分があったが、人権団体のほうは“後乗り”な印象が拭い切れない」と語る。
事実、児童養護施設出身者から両団体に対し「実際の施設でもドラマのようなことは起こっている。あいつら(両団体)はそれを隠蔽したいから、抗議しているだけ」といった声も聞かれる。自らも児童養護施設出身で、かつて「美人すぎる市議」といわれた立川明日香氏も19日に自身のTwitterで<『明日、ママがいない』一部の養護施設運営者が、「こんな劣悪な施設はない!」と憤慨しているようだが、私から言わせてみれば、施設側の声に耳を貸す必要はない。現実ではもっと冷たい、戦慄する出来事が起きている。逆に、ドラマの中の施設の子供達は思いやり・配慮の中で暮らしている>と記している。
とはいえ、年々規制が厳しくなるテレビ業界において、“面倒くさい”人権団体に目をつけられたら終わり。日テレは見通しが甘かったとしか言いようがない。
芦田愛菜主演『明日、ママがいない』に放送中止要請 「差別的」との批判に賛否両論
養護施設は『明日ママ』よりもっと悲惨だった…体罰、性的虐待の実態を出身者が告白
『明日ママ』に施設職員は「偏見増大」、施設出身者は「現実はもっとひどい」と賛否
「子供じみた大人」ではないアダルトチルドレンという問題
児童虐待をテーマにした曲で賛否両論 文月メイは『明日ママ』問題に一石を投じるか
「お弁当の唐揚げを食べられた!」壮絶なるグラドルたちの蹴落とし合いとその末路
「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム
「明日、ママがいない」の方向転換に懸念の声! 東野幸治も「世界観は壊さないで」
「誰が小人を殺したか?」小人プロレスから見るこの国のかたち(後編)
- KEIJIが刑事役に、TAKAHIRO・NAOTOが『いいとも』後番組MCに……EXILEの拡大路線と本業の“ジリ貧度”
- 『S -最後の警官-』『明日ママ』、月9は……? “ヒット作不在”の1月期連ドラ視聴率中間ランキング
- 芦田愛菜主演『明日ママ』過去最低視聴率11.6%! 登場人物が“いい人”だらけの異常事態に
- 大倉忠義『Dr.DMAT』視聴率5.0%、観月ありさ『夜のせんせい』5.1%……連ドラ“大コケ”続きにTBSが悲鳴!?
- 映画化の北川景子『悪夢ちゃん』SPドラマ放送決定も、「ももクロ」人気に頼るしかない!?
- これで一件落着? 『明日ママ』第4話で暴力・暴言なくなるも、問題の“あだ名”は使用