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【グラニュース】


闘莉王 味方助けろ 苦境脱出キーワードは「献身」 

2014年2月24日 紙面から

 名古屋グランパスのDF田中マルクス闘莉王(32)が献身的なプレーの重要性を訴えた。チームは22日のFC岐阜との練習試合に敗戦。J2相手に内容でも上回られ、開幕の清水戦を6日後に控えて不安を露呈した。新主将は苦境からの脱出に向け、「自分の分を削ってでも味方の動きをサポートすることが大切」と、連係をこれまで以上に強く意識するよう提言した。

 FC岐阜相手の敗戦を、あるいは予感していたのかもしれない。4−4−2にシステムを変更した先週の練習後、新主将の闘莉王は強い危機感を抱いていた。「そんなに簡単に良くなるわけない。辛抱、辛抱。辛抱して進歩する」。自分以外は特別指定選手の大学生を含む若手3人が入った最終ライン。そして昨年までとは全く異なるコンセプトでの戦い方。このチームが結果を出すには、我慢の時間が必要だと強調した。

 それでも開幕まで1週間を切った。やるべきことは、コンディションの調整、そしてコンビネーションの強化だ。「連係が足りていない。いろいろかみ合わせなきゃいけない。お互いにどこが足りていないのか、感じないといけない。自分の分を削ってでも、味方の動きをサポートすることが大切」。仲間がしてほしいプレーを察知し、献身的に動くことを意識すれば、連係は良くなると訴えた。

 時間はいくらあっても足りないが、「オレは今にも始まってほしいよ」と闘莉王は言い切った。どんなチーム状態でも、新シーズンの幕開けに心躍る気持ちは変わらない。

 「一人一人は頑張ってる。あともう少し頑張るだけ」。怒鳴るだけでなく冷静にチームを見つめる新主将の言葉に選手たちが呼応すれば、光は見えてくる。 (宮崎厚志)

 

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