農相 大雪被害の農家に近く支援策を

2月23日 14時09分

林農林水産大臣は、記録的な大雪に見舞われた山梨県を訪れ、ぶどうなどの農業被害を視察したあと、被害を受けた農家が早く再建に取り組めるよう資金面の支援策を週明けにも打ち出す考えを示しました。

林農林水産大臣は、記録的な大雪による農業関連の被害を把握するため２３日、山梨県を訪れ、ぶどうの農業用ハウスの８０％が雪のために倒壊した状況を確認するとともに、訪問先の農家から４月以降出荷に向けて育ててきたぶどうが一切出荷できなくなったと説明を受けました。
視察のあと林農林水産大臣は、記者団に対し「聞きしに勝る甚大な災害で被害の深刻さを感じた。壊れたハウスの撤去、果樹の植え替えへの支援など、順番にどういうことが必要かみなさんの目線に立ってやっていきたい」と述べ、損壊した農業用ハウスの撤去費用の補助など資金面の支援策を検討していることを明らかにしました。
そのうえで、林大臣は「農家の人から自分たちは農業を継続する意志があるという話を聞いて心を打たれた。今後のことを心配している農家を後ろから押せるように今週中にも支援策を打ち出したい」と述べ、被害を受けた農家が早く再建に取り組めるよう週明けにも支援策を打ち出す考えを示しました。