CAMERA LIFE

一茶とマルと、カメラのはなし

アメリカ・ミシガン州発信! 息子・一茶(いっさ)と柴犬・マル、ふたりあわせて「お茶丸」。兄弟みたいに育ったふたりの写真と共に、撮影時のコツやカメラにまつわる話をお届けします。

2013.9.18

ブログの裏側をご紹介

By ジョンソン祥子(さちこ)

 

(撮影主人)

 

エル・オンライン読者のみなさま、こんにちは。

今日はカメラの細かい解説はおやすみして、

ブログ「Maru in Michigan」(以下「マルミシ」)の舞台裏をお届けしますね。

 

ちなみにマルミシは、主人と2歳の息子一茶、柴犬マルとの

ミシガンでの暮らしを綴ったフォト日記です。

ご覧になったことのない方は、この機会に是非!

 

 

単体でも撮りづらい、犬と子どもの「ツーショット」を

どのように撮影しているのですか、と読者の方からよく聞かれます。

こたえは・・・

 

(私です)

おやつで、釣っています。

 

え、夢がないって?

いやいや、おやつを使っても

思い描いたショットが撮れることは稀で、ブログに載せているのは、

偶然撮影に成功した奇跡のショットばかりですから。

10回挑戦して、いいものが撮れるのは3回くらい。

ちなみに1回のブログ用の撮影で、30~60枚くらい撮ります。

 

 *

 

では、 9/13(金)のブログ記事の未掲載カットを使って、

ツーショットの撮影方法をご紹介しますね。

 

(F2.8, ISO 1600)

 

まず、マルと一茶を撮影したい場所に呼びます。

この日も「おやつあげるよー」というと、

ふたりとも(そう、マルも!)急いでベッドの上へ。

もう何度も繰り返しているので、「撮影→いいことある」の図式が、

身についているのです。

ちなみにブログでベッドを使用したシーンが多いのは、

白いシーツがレフ板の代わりをして、写真写りがよくなる為です。

 

(F2.8, ISO 1600)

 

むずかしいのはここから。

だって、おやつをあげたらふたりともどこかへ行ってしまうし、

そもそも「となりに寝そべって、カメラを見て!」

なんて指示、聞いてくれませんから。

 

この日も「マルちゃんの横でおやつ食べようね」と話しながら、

なんとかふたりを並ばせることに成功。

(この辺で私は既にぐったり・・・)

 

 (F2.8, ISO 800)

 

食べている15~20秒の、カメラ目線になった

一瞬を狙って撮影するのですが、

この日は一茶に集中力がなく、ベッドからすぐに降りてしまうので、

興味をひきそうなミニカーを持ってきて、

その中におやつを隠してみました。

 

そして、ファインダーをのぞきながら、「マルちゃんのどこが好き?」とか、

保育園で仲のよいお友達の話しなんかをしながら撮影。

会話をすることで、ちょっと不自然な

「ベッドでの横並び」というシチュエーションを、

普段の空気に近づけていきます。

 

(F2.8, ISO 800)

 

運がよければ、こんなショットが撮れることも。

 

「なんだー、100% 自然じゃないの?」

なんてガッカリされたかもしれませんが、

犬子が仲良く揃って、

撮影したい場所で、

両者こちらを向いていて、

そこに偶然自分がカメラを持って通りかかるなんて、

あり得ませんから。

 

もちろん、ふたりの自然な動きを撮っただけのショットも、

ブログには多く載せていますが、ある程度状況をセッティングすることも、

普段通りの仲のよさを再現するために、必要なんですね。

そこでおやつは、撮影に欠かせない小道具、というわけです。

 

(F2.8, ISO 1600)

 

ちなみに、ISOの値が800と1600を行き来しているのは、

「800」ではシャッタースピードが足らず、

途中で調整し直したため。

最初から「1600」でいけば、ブレずにもっといい写真が撮れたかも!

・・・なんて反省は、今後の撮影に活かすことにします。

 

 ではまた次回、水曜日の更新で♪

 

 ————————————————

 

(ゆるいカメラ講座)

 

撮影に使用したふたりのおやつは、赤ちゃん用の「ボーロ」。

口どけがよいので、表情に響かないのでおすすめです。

 

 

like
記事URL