CAMERA LIFE

一茶とマルと、カメラのはなし

アメリカ・ミシガン州発信! 息子・一茶(いっさ)と柴犬・マル、ふたりあわせて「お茶丸」。兄弟みたいに育ったふたりの写真と共に、撮影時のコツやカメラにまつわる話をお届けします。

2013.9.25

「写心」を撮ろう

By ジョンソン祥子(さちこ)

 

 

エル・オンライン読者のみなさん、こんにちは。

早速ですが、「いい写真を撮るのに必要な要素」って

何だと思われますか。

 

性能のいい高いカメラ?

 

だったら皆、借金してでも買ってますって。

人によって色々な意見があるんじゃないかと思いますが、

私は「目」だと思います

瞬間を切り取る力。

同じ場所にいてもシャッターを切る人と、

切らない人がいる。

 

 

6年くらい前、カメラを本格的に始める以前のことですが、

写真が上手な友人と、一緒に飲みに行ったことがありました。

そこに一台の古いピンボールマシーンがあったので、

お互いそれを被写体に、カメラを構えてみたんです。

そうしたら私と友人、全くシャッターを切るタイミングが違う。

 

ここでどう違うのが説明するのが難しいのだけれど、

簡単にいえば、私の写真はつまらない。

「ピンボールマシーンが故障していないで動く」

というのはわかるけど、その「事実」以外伝わってこなかった。

逆にその人の写真は、思いっきり被写体に寄ってみたり、

遊んでいる人の表情だけを大胆に切り取ったり。

その場の雰囲気と同時に、その人がどんなものを好きか、

そんなことまで伝わってくるような写真だったのです。

 

同じ状況で、ほぼ同じレベルのカメラを持っていたので、

やはりこの差は、撮る人の中にあるのだと思わされた出来事でした。 

 

 

 では、その「目」はどう育てればいいか。

 

私もそれを模索している最中ですが、

やはりいい写真に、沢山触れることなのではないかと思います。

数も多いし、どう探していいかわからないという人は、

本屋のアート写真コーナーに行ってみる。

表紙で、タイトルで、とにかくインスピレーションで選べばOK!

 

  あとはフォトブログ。

  お気に入りのブロガーのブックマークをたどると、

かなりの確率で、自分好みのブログ(写真)がみつかるので、

手っ取り早くお気に入りを

見つけたい方にお薦めです。           

 

カメラは瞬間を四角に切り取る箱で、

どんな場面を焼き付けるかは、その人の中にあると考えると、

写真のテクニック以外に、伸ばしたい部分が、

見えてくるのではないかなぁと思います。

 

 

ちなみに今日の写真は、9月の頭にマルを連れて

ニューヨーク旅行へ行った際の、ブログ未収録カット。

観光疲れでまったりの、一茶とマルでした。

 

ではまた来週、水曜日の更新で。

 

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 (ゆるい写真講座・・・ではなくブックマーク的な)

 

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