頭を柔らかくクリエイティブにする「朝の3つの習慣」の科学
1. 目覚まし時計を止めてベッドの上で目を開けたまま少し横になるか、シャワーを浴びる時は少しぼんやりとする時間を持つ。(その間は、どのメールに最初に返信するべきか、というような仕事中心のことは考えないようにする)
『Thinking and Reasoning(思考と推論)』という雑誌に掲載されていた、研究員のMareike WiethさんとRose Zacksさんの論文には、想像力豊かな洞察というのは、意識が朦朧としていたり、ぼんやりとしている時に浮かんできやすいということが書いてありました。
2. 机に向かって座る前にカフェインを摂る。
カフェインは、意識を覚醒させてくれるだけでなく、やる気や新しいアイデアが浮かんだ時の感覚に影響を及ぼす神経伝達物質である、脳のドーパミンのレベルを上げてもくれます。
3. 最後に、メールの受信トレイを見たり、机の上にあるメモの山を見る前に、これを見る。
心理学系の学術雑誌に載っていた研究によると、気分が楽しくなるビデオを見た人よりも、気分が悲しくなるビデオを見た人の方が、問題をクリエイティブに解決することができないということが分かりました。研究員のRuby Nadlerさんと共同執筆者の書いたこの論文には、ポジティブな雰囲気は頭を柔らかくし、ネガティブな雰囲気は考えを狭くしてしまう、と書いてあります。
Sasha VanHoven(原文/訳:的野裕子)
- TODAY'S BREAKFAST―シンプルで美しい、ワンプレートの朝ごはん日記。
- 山崎 佳|主婦の友社