【シドニー=石川潤】豪シドニーで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日、共同声明を採択して閉幕した。共同声明では、世界経済の現状について「強固で持続可能かつ均衡ある成長の達成には引き続き遠い」と指摘。G20全体の国内総生産(GDP)を今後5年間で従来想定よりも2%以上押し上げるという目標を掲げた。11月に豪ブリスベーンで開く首脳会議までに、各国が具体的な計画をまとめる。
先進国の金融政策については「しかるべきタイミングで正常化すべきである」との認識で一致。金融政策のあり方は「引き続き注意深く測定され、明確にコミュニケーションが行われる」べきだとの考え方が前回会合と同様に盛り込まれた。
為替レートの調整については、新興国の通貨不安などを念頭に「時に成長に悪影響を与えうる過度な変動をもたらすかもしれない」とした。そのうえで「国内のマクロ経済政策、構造政策、金融規制・監督政策の枠組みをさらに強化・改良すること」が必要だと指摘。為替レートの柔軟性も「経済の調整を円滑化しうる」とした。
G20、シドニー、GDP
日経平均(円) | 14,865.67 | +416.49 | 21日 大引 |
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英FTSE100 | 6,838.06 | +25.07 | 21日 16:35 |
ドル/円 | 102.57 - .60 | +0.07円安 | 22日 5:48 |
ユーロ/円 | 140.93 - .96 | +0.37円安 | 22日 5:49 |
長期金利(%) | 0.595 | +0.010 | 21日 17:50 |
NY原油(ドル) | 102.20 | -0.72 | 21日 終値 |
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