■「官憲関与は否定できない」

 旧日本軍の慰安婦問題をめぐる1993年の河野官房長官談話で、当時官房副長官として作成に携わった石原信雄氏が20日、衆院予算委員会に参考人として出席し、談話作成時の経緯を説明した。日本維新の会の山田宏氏の質問に答えた。

 石原氏によると、1991年の元慰安婦による日本政府への提訴を受け、宮沢内閣で河野洋平氏の前任だった加藤紘一官房長官が、日本政府として対応する気はないとの談話を発表した。