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介護福祉士の取得条件厳格化 1年延期
2月23日 4時50分

介護福祉士の取得条件厳格化 1年延期
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専門的な知識などを生かして介護をしたりする国家資格の介護福祉士について、厚生労働省は人材の質を高めようと、来年4月から資格の取得条件を厳しくする予定でしたが、介護現場の人材不足を悪化させるおそれがあるとして、実施を1年延期することになりました。

介護福祉士は専門的な知識や技術を生かして、介護を行ったりヘルパーを指導したりする国家資格で、取得するには▽専門学校を卒業するか▽介護現場で3年以上の経験を積んだうえで、試験に合格することなどが必要です。
これまでに118万人余りが取得していますが、厚生労働省は人材の質を高めるため、来年4月から▽専門学校の卒業生にも国家試験を義務づけることや▽専門教育を受けていない実務経験者には450時間の研修を義務づけることなど、資格の取得条件を厳しくする予定でした。
しかし、介護事業者などから条件が厳しくなれば資格の取得を目指す人が減り人材不足を悪化させるおそれがあるとして、反対意見が出されたことなどから、厚生労働省は取得条件の変更を1年延期し再来年4月とすることを決めました。
この見直しは2年前に実施する予定でしたが、今回と同じ理由で3年間延期されていて、介護の質を高めながら慢性的な人材不足をいかに解消するかが課題になっています。

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