LINE上場とソーシャルゲーム業界の件で
ちょっといろいろ起きておるようですが、いろんなレイヤーの問題がこんがらがっているので一度総括なり整理なりすればよいと思っています。
いま時間があまり無くて記事に出来ていませんが、まとまった書く時間が取れれば4Gamerやメルマガなどに書いてみたいと思っているところです。
そういえば、明日は『プライバシーフリーク・カフェ』が行われます。席はもうないようですが、ご関心のある方はニコ生のほうでどうぞ。
問題を突き詰めれば、結局のところ「コミュニケーションを行っているログは誰のものか」と「サイバー空間で業者が売っているアイテムや機能などのデータ、これは販売なのか貸与なのか」というところがごっちゃになっている点に尽きます。
例えば、私が書いているこのブログが第三者の手により複製されればそれは犯罪ですが、利用規約に基づいてニフティが第三者に提供することは違法ではありません。ただし、その第三者が私のブログの内容を「買った」と称して転売したりすることは適法ではないのに、私自身との属性を切り離した「匿名化されたデータ」であるならば販売して良い、という話になります。
これはプラットフォーム事業者と、そこから導き出されるデータ、さらにそれらデータの利用者という一連の関係の中で、どれがどこまで権利なのかということが曖昧なままいままで来てしまっている反省でもあります。
どっかmixiみたいな適当な会社を選び出して、グレーゾーンの地雷原を歩ませて爆発するかどうか試してみるというのはひとつの方法論だったと思うんですよね。まあ、別の意味で派閥争いが起こって笠原王党派が勝利したというのはスペインみたいでかっこいいんですけど。