- 2014年02月23日 05:00
現役学生から聴いた、知られざる「放送大学」のメリット
放送大学に通う学生のお話を伺うことができました。意外とその実態を知らなかったので、メモとして残しておきます。
入試がない
まず驚いたのは、学力試験がないという話。
Q. 書類選考は、どのような選考が行われるのでしょうか?
A. 正しい入学資格があるかどうかを確認しています。全科履修生の場合は、満18歳以上で、高等学校卒業などの大学入学資格を有する方
選科履修生、科目履修生の場合は、満15歳以上である方入学資格を満たしていれば、原則として、全員合格となっています。
「原則として全員合格」というのはインパクトがありますね。文部科学省・総務省所管の正規の大学なので、もちろん大卒の資格も手に入ります。
学費が安い
もうひとつ驚きなのは学費の安さ。
放送大学で大学卒業資格を取得するまでにかかる費用は、706,000円です(入学料+卒業に必要な124単位を修得した場合の授業料)。入学時に全額払い込むわけではなく、毎学期登録した単位数に応じた金額を支払っていきます。4年間で卒業する場合には、1年あたり176,500円、10年間で卒業する場合には1年あたり70,600円となります。
支払額が低いことはもちろん、支払いのスパンも長く設定できるというのは嬉しいですね。
全国57カ所でリアル授業を受けられる
でも所詮は「放送」でしょ?と思うなかれ、リアル授業もけっこう開講されているそうです。
学習センター・サテライトスペースでは、教室などで、教員から直接受ける面接授業(スクーリング)が、年間約2,900クラス以上開講されています。面接授業は、放送による授業では経験できない実験・実習の授業を多数開講しています。
現役学生いわく、「やる気があれば下手な大学より勉強できるはず」とのこと。ぼくは早稲田に通いましたが遊びほうけていたので、耳が痛いです。モチベーションが高ければ高いほど、コストパフォーマンスはよくなりそうですね。
学割の対象になる
もちろん正規の大学なので、いわゆる「学割」も効きます。ちょっと下世話な計算になりますが、「10年間で卒業する場合には1年あたり70,600円」で学割を利用できると考えると…。
もっとも、節約目的で放送大学に入学するというのはズレた話です(多分赤字になるでしょうし)。プラスαのメリットとしてはバカにできないでしょうね。
学長がツイッターを使いこなしている
今夜、2:00-2:30、放送授業のネット配信が止まります。徹夜勉強は止めて、睡眠をとろう。 #放送大学
— 岡部洋一 (@__obake) 2014, 1月 22
あれで試験通れば単位とれます。でもすでに当該分野を修了した人でないと見るほど簡単じゃないかも。 @bergtwin_: 放送大学ってたまに見てるけどあれで単位取れるんですか #放送大学
— 岡部洋一 (@__obake) 2014, 1月 20
今のところ予定はありません… @KAEDE2: 単位認定試験の結果についてですが、A評価B評価とかでなく点数では教えてもらえないんですか?試験何点だったか気になります。@__obake #放送大学
— 岡部洋一 (@__obake) 2014, 1月 20
学長の岡部先生はすごい勢いでツイッターを使いこなしています。ちょっとした質問なら学長がサクッとツイッターで回答してくれる、というのは何気にすごいことでは…。「放送大学」でエゴサーチかけてる匂いがするので、この記事も捕捉される予感がします。
「大卒」の資格がほしいだけなら放送大学でいいかも
ざっくり話を聞く感じ「大卒の資格がほしいだけ」というだけなら放送大学で十分だよなぁ、という印象です。勉強に関しては本人のモチベーション次第ではありますが、学ぶ意欲があるのなら全く問題なく勉学に励むことができます。
変にキャンパスに固定化されないぶん、人とのつながりも広がりやすいような気もします。話を聞いた学生さんも、大学に囚われず幅広いコミュニティに足を運び、多様なつながりをつくっていました。基本的にバーチャルな大学にも関わらず、卒業生・在学生のコミュニティもそれなりに強いみたいなので、学内のつながりも期待できる感じです(要行動力、ですが)。
「とりあえず大学は卒業しておきたい…けれどお金はない。在学中は色々な人とつながって、自由に過ごしたい、学びたいことを学びたい」なんてモチベーションの方には選択肢になるんじゃないかと感じた次第です。あとは身体的・精神的な事情で定期的に大学に通うことが難しい方なんかにも、重要な選択肢になると思われます。
放送大学関連ではこんな本が出版されています。入学を考えている方はぜひ。
posted with ヨメレバ
松本 肇,趙 倖来
オクムラ書店
2007-11
- Hayato Ikeda
- プロブロガー
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