facebookやtwitter、LINEなど、SNSでの交流が盛んな時代です。「懐かしいあの人とつながった」「いい仕事を紹介してもらえた」などと、人脈づくりとしてもSNSを活用している方も多いのではないでしょうか。
ところが、SNSの使い方によっては、逆に人脈づくりで大きく失敗してしまうケースがあることをご存じでしょうか? 上手に人脈につなげられるはずが、大きく失敗してしまったら、非常にもったいないですよね……
そこで、人脈研究家の桐生宏樹さんに、SNSで気を付けたい人脈づくりに失敗するケースを3つお聞きしました!
■1:友達申請の際にメッセージをつけない
「facebookで知り合いを見つけて、友達申請を出すことも多いと思いますが、そのときにメッセージをつけていますか?
私も友達申請を受けることが多々あるのですが、メッセージをつけずに友達申請をされる方が結構います。どんな人なのか、どんなつもりで申請をくださっているのかがわからないので、不安になってしまうのです。
友達申請の際には、必ずメッセージを付けることをオススメしたいですね。さらに、以前会った場所と、簡単なお礼を添えられるとベストです。“自分がされて嫌なことはしない”というのを心にとめておくといいでしょう」
友達申請でメッセージがないと、“もしかして間違って申請ボタンを押してしまったのかな?”と相手に思われる可能性も。どんなに忙しい場合でも、相手への礼儀として、メッセージをつけるようにしたいですね。
■2:どうでもいいことを投稿している
「例えばfacebookでは、友達が1,000人近くいる方なのに、投稿に“いいね!”がほとんど押されていないケースがあります。
その場合、“つかれたぁ”“仕事終わった”という単なるつぶやきや、誰かの悪口や愚痴をひたすら書いていることが多いようです。しかも、そういった投稿は1回限りではなく、何回も繰り返して投稿する傾向があります。それでは、人脈を作るどころか、疎まれてしまう危険性があります」
SNSは多くの人が閲覧できる公共の場とも言えます。投稿する前に、もう一度内容をチェックしておくと安心でしょう。
■3:不特定多数の人にフォローを要求する
「特にtwitterで多いのですが、フォローを要求してくる人です。
例えば“つぶやき、大変勉強になりました! フォローしましたので、こちらもフォローお願いします”というメッセージや返信を送ってくる人々なのですが、いきなり相互登録を求めるのは、軽いマナー違反ですよね。
読者やフォロワーになるのはその人の自由ですが、相手にフォローを要求することのないようにしましょう」
以上、SNSにおける人脈づくりで失敗するケースについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
誰とでもつながりやすいツールではありますが、思いあまって相手に失礼になってしまうと逆効果です。“自分がされたら嫌なことはしない”ということを押さえながら、上手に利用していきたいですね!
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【取材協力】
※ 桐生宏樹・・・人脈研究家。オーディオブックと読書を中心として猛烈な自己投資に励むうちに、友人関係が途絶えてしまい、東日本大震災で仙台で被災。それを機に、人間同士のつながりについて研究を始める。人脈研究の成果を発信するブログ『人脈のチカラ』は、豊富な事例を使うことで人気を博している。