ＮＴＴコムが９トライで残留

　ラグビートップリーグの入れ替え戦が２２日、熊谷であり、トップリーグ１３位のＮＴＴコムが５９−７でトップイースト２位（トップチャレンジ４位）の横河を破り、トップリーグ残留を決めた。

　ＮＴＴコムは開始０分、ＣＴＢリチャードが横河のキックをチャージして先制トライ。７分には３８歳のロック馬屋原の突破からリチャードが連続トライ、１３分にはベテランＣＴＢ山下がトライを畳み掛けるなど、９トライを奪い残留を決めた。「難しいシーズンでした」。林雅人監督が深く息を吐いた。昨季は強豪パナソニックを破るなど上位に肉薄した。だが、今季は第１ステージで５位に終わり、優勝を争う上位グループには入れず。第２ステージでは、降格回避を目指す下位チーム相手に苦戦が続き、昇格４年目で初の入れ替え戦に回った。その入れ替え戦も、大雪で１週間延期になるなど、マネジメント面でも苦労続きだった。

　「第１ステージでトヨタに勝ったり、力はついているが…。目標を高く持たせ続けることは難しい」。林監督はようやく肩の荷を下ろした表情だった。　（大友信彦）