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【サッカー】

広島が連覇

2014年2月23日 紙面から

優勝を決め、サポーター(後方)と喜ぶ広島イレブン=国立競技場

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◇富士ゼロックススーパーカップ 広島2−0横浜M

 Jリーグ22年目の開幕を告げる第21回富士ゼロックススーパーカップは22日、東京・国立競技場で行われ、2013年J1優勝の広島が第93回天皇杯優勝の横浜Mを2−0で破り、2大会連続3度目の優勝を飾った。広島は16年リオデジャネイロ五輪の中心選手として期待がかかる19歳コンビのMF野津田岳人(前広島ユース)が1得点1アシスト、FW浅野拓磨(四日市中央工出)が1得点と活躍。9年ぶり4度目の出場だった横浜Mはまたも大会初勝利を逃した。広島は賞金3000万円、横浜Mは同2000万円を獲得した。

 リオ五輪で期待されるプロ2年目が、爽快な青空の下で輝いた。前半6分。野津田が右サイドからのクロスボールを左足で合わせて先制すると、後半21分には、その野津田が「完璧」と自画自賛の絶品スルーパスをゴール前へ。元日本代表DF中沢を振り切り、右足でダメ押し点を奪ったのが、同い年の浅野だった。

 昨季リーグ戦25試合4得点を挙げた野津田に対し、1試合無得点だった浅野にとって、この日が公式戦初ゴール。「うれしい。野津田はライバルだし、いいコンビを見せたい。去年は自分に腹が立ったし、(野津田に)負けたくないと思う時期もあった」と晴れ晴れとした笑顔を見せた。

 浅野はリオ五輪出場を目指すU−21日本代表のオマーン遠征(1月)に選ばれた。野津田はへんとうの手術のため招集を見送られたが、この日視察した同代表の手倉森監督は「(2点目は)ホットラインが開通した。代表チームでも2人への(パスの)出し手を考えたい」と大絶賛した。

 「チームで結果を出せば代表に呼ばれる」と口をそろえる2人。王者広島育ちのコンビが若い日本代表を支える日は近い。 (関陽一郎)

 

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