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【プロ野球】バレンティンが1号2014年2月23日 紙面から ◇楽天7−4ヤクルト
ヤクルトのバレンティンが本塁打を含む2安打1打点と仕上がりの良さを示した。楽天は若手有望株の西田が2回のソロなど2安打を放った。期待の2年目左腕の森は3四球を与えるなど安定感を欠き、2イニング4安打1失点だった。 やっぱり、この男には一発が似合う。ヤクルトのバレンティンが、今季初となる楽天とのオープン戦(浦添)でいきなりソロ本塁打を放った。オフに米国で妻への暴行・監禁容疑で逮捕された騒動もなんのその。挑戦中の一塁守備も無難にこなし、最高のスタートを切った。 会心の一撃だった。「打った瞬間、手応えがあった」。1点を追う3回、先頭で迎えた第2打席。代わったばかりの戸村の3球目、137キロのストレートを軽々と左中間スタンドへ。「リラックスしてコンパクトに振った結果だよ」。沖縄ならではの指笛と歓声を浴びながら、悠々とダイヤモンドを一周した。 1回の第1打席は四球。当初は2打席のみの予定だったが、本塁打で気を良くしたのか、自ら3打席目も希望し、5回に左前打。出塁率100%で2014年の初ゲームを終えた。 不安視されていた一塁守備は5イニングで一度もボロが出なかった。自ら打球を処理したのは2回の嶋の一ゴロだけだったが、捕球も連係も問題なし。「思ったより緊張しなかった。これからも(一塁で)試合に出ていきたい」と、こちらも手応えをつかんでいた。 気分屋の主砲を心配していた小川監督も「真剣にやっていた。打撃も守備も体も、全体的に良い状態で来ている」とひと安心。昨季は60本塁打のプロ野球記録を樹立し、オフは騒動を起こしたバレンティン。何かと注目が集まる新シーズンを快調に滑り出し「目標は三冠王。ゴールデン・グラブ賞? ちょっと危ないかな」と上機嫌だった。 (小林孝一郎) PR情報
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