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【芸能・社会】中西美帆 NHKドラマで難役挑戦 東日本大震災実話ものなど2014年2月22日 紙面から
次々と話題作に出演している若手女優の中西美帆(25)が、3月に放送される2本のNHKドラマで“難役”に挑戦する。東日本大震災の実話を基にした「生きたい たすけたい」(11日午後10時)では被災した妊婦役。太平洋戦争末期の東京大空襲を舞台にした「東京が戦場になった日」(15日午後7時30分)では現代の女性消防士役を熱演。「震災も戦争も絶対に忘れちゃいけない」と力強く訴える。 2011年に女優として本格デビューした際も本紙に登場。その後NHK大河ドラマ「八重の桜」やNHK朝の連続テレビ小説「純と愛」、映画「永遠の0」などに次々と出演。「デビュー時は自分の演技だけで必死だったけど、今は出演した作品が何を伝えたいのか考えるようになった」と変化を実感している。 「生きたい−」で演じたのは被災の数日後に出産した実在の主婦。共演した原田美枝子(55)からアドバイスを受けたり、震災時に妊婦だった知人に話を聞き「状況を想像しながら演じた」。宮城県気仙沼市の撮影では「震災から3年たち、もっと元に戻ってるかと思っていたが、まだまだ爪痕が残っている。感じる事がたくさんあった」と振り返る。 「東京が戦場−」は1945年3月に起きた大空襲で奮闘した学徒消防隊の物語。中西は同隊員の孫娘で現在全国に3527人いる女性消防士(昨年4月時点)役。役作りのため約20キロあるフル装備や消防訓練も体験。デビュー前に横浜スタジアムのアルバイトで1日にビール500杯を売り上げた“伝説”の持ち主だが「腕を曲げるのも大変で、救急車のハッチも意外と重くて。体力はあった方なのに…」と苦笑い。 今後は「コメディーにも出てみたい」とキッパリ。恋愛モノも「豊川悦司さんと常盤貴子さんの『愛していると言ってくれ』みたいなラブストーリーをやってみたい。まだ早いけど『マディソン郡の橋』のメリル・ストリープさんにもあこがれる」と先を見据える。 映画好きの父親と一緒に、今も休日は映画館に足を運ぶ。高校1年生の時、映画「東京物語」の原節子(93)を見てから始まった“生涯女優”への道。「ウサギよりカメ」の精神で、一歩一歩キャリアを重ねて頂点を目指す。 (関龍市朗) <中西美帆>(なかにし・みほ) 1988年(昭和63年)12月5日生まれ。神戸市出身。11年10月放送のNHKドラマ「神様の女房」でパナソニック創業者、松下幸之助夫婦の娘役に抜てきされ、女優として本格デビュー。14年公開予定の映画「誰にもあげない 真四谷怪談」では主演の市川海老蔵や柴咲コウ、伊藤英明らと共演する。趣味はピアノやマラソンなど。特技は料理。 PR情報
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