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【大リーグ】

松井臨時コーチがイチロー指導 2003年球宴以来のフィールド共演

2014年2月22日 紙面から

練習中に笑顔で話すヤンキースのイチロー(左)と松井臨時コーチ(右)=米フロリダ州タンパで(社英夫撮影)

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 【タンパ(米フロリダ州タンパ)小林信行】ヤンキースOBの松井秀喜さん(39)が20日(日本時間21日)、当地で行われているヤ軍キャンプに臨時コーチとして参加した。この日から始まった野手組キャンプの初日に合わせての合流。外野守備コーチとしてメジャー14年目を迎えるイチロー外野手(40)らの練習をサポートしたが、年下コーチの扱いにイチローはやや困惑気味。松井コーチも「(イチローさんには)敬語を使ってました」とお互いに“微妙”だったようだ。松井さんは3月初旬まで同地に滞在する予定。

 イチローが投げて松井が捕る−。2003年球宴以来となるフィールド上での共演。11年前はそれぞれマリナーズとヤ軍の所属選手だったが、この日は同じチームの選手と臨時コーチの間柄でユニホームも上から下まで一緒。いつもはおおらかな松井さんもさすがに「多少不思議な感じはしました」とどこか勝手が違う様子。一方、イチローは「めちゃくちゃ違和感あります。違和感にも程がある。おもろいけどね」と豪快に笑った。

 野手組のキャンプ初日。松井さんは外野臨時コーチとして練習をサポート。守備練習で外野からの返球を受けるなどした。10月で41歳を迎えるイチローに対しては「才能プラス努力のたまものです」と敬意を表し、「今日送球を受けた中では一番動きが良かった」とコーチ目線で総括した。

 練習の合間には2人でしばし談笑。イチローは「松井コーチって呼んじゃいましたよ。ボールを投げている時も同じ選手の立場なら(それたとき)『ごめん』って言うけど、それも駄目なのかなと思って『すいませんって言うわ』って言っときました」と話したが、松井さんは「実際は僕の方が敬語を使ってました」と笑わせた。

 エルズベリーら有力FA外野手の加入で現時点では控え扱いのイチロー。出場機会の大幅減も予想されるが、野球への真摯(しんし)な取り組み、姿勢が変わるはずもない。メジャー14年目の開幕に向けて「いつも勝負してます。(04年に年間最多安打記録の)262を打った後でさえそうでした」と強い気持ちを見せた。ヤ軍との2年契約最終年でもある。その動向に注目が集まる。

 

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