蹴球探訪
原 博実 日本の船頭になる(1月20日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】内海VS菅野 開幕競争“開戦”2014年2月22日 紙面から
開幕投手を巡る熱きバトルが始まる。巨人は22日のDeNAとのオープン戦(那覇)で内海哲也投手(31)と菅野智之投手(24)がそろって実戦初登板する。原監督は2人を今季の先発ローテを支えていく左右の軸と考えているが、オープン戦の初戦からいきなり、同じマウンドに登場。プライドをかけた約1カ月間にわたる競争の幕がいよいよ切って落とされる。 琉球の太陽の下、ガチンコバトルのゴングが鳴る。中畑DeNAとのオープン戦初戦。巨人先発陣を支える内海と菅野にとっても大事な一戦となる。登板前日の21日はともにダッシュや遠投で最終調整。終了後の2人は対照的な表情を見せた。 「全部の球種を試しながら、感覚を思い出せたらいい」。先発が濃厚な内海はエースらしく泰然自若の雰囲気。一方、菅野は「直球を中心にしてガンガン投げていきたいです。納得できる投球をしたい」。若武者らしく攻めの投球を誓った。 杉内を含めた三つどもえとみられている巨人の開幕投手争い。杉内は腰の張りで大きく出遅れ、内海と菅野の歩みも決して順風満帆ではなかった。内海は13日に小林の打球が左すねを直撃。3針縫う裂傷を負った。菅野は8日に背中の張りを訴え12日まで投球練習を回避。一時は宮崎残留が検討されたほどだった。 しかし、2人はオープン戦の初戦に向けてきっちりとコンディションを整えてきた。菅野は那覇入りしてから「遅れを取り戻したい」と連日のブルペン入り。負けじと、内海も16日には201球を投げ込んだ。準備は万端、整った。原監督も「階段を上り始めているところでしょうね」とその投球を心待ちにする。 ともに開幕投手を譲る気はない。「沖縄に来てからずっと意識しています」と内海は闘志を燃やす。この日は胸の内を明かさなかった菅野も同じ思いのはずだ。 開幕戦の阪神戦(3月28日・東京ドーム)のマウンドに上がるのは11年目の左腕か、2年目の右腕か。アピール合戦がG投を熱くしていく。 (川越亮太) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|