JR川崎駅で回送電車が横倒し 2人けが2月23日 5時32分
23日未明、川崎市のJR川崎駅の構内で回送電車と作業用の車両が衝突して回送電車の1両目と2両目が脱線・横転し、乗っていた運転士と車掌の2人が頭などに軽いけがをしました。
この事故の影響でJR京浜東北線は一部の区間で始発から運転を見合わせています。
23日午前1時13分ごろ、川崎市のJR川崎駅の構内で、東京方面に向かう京浜東北線の北行きの線路を走っていた回送電車と、資材を運搬する作業用の車両が接触したと、作業員から消防に通報がありました。
この事故で回送電車の1両目と2両目が脱線・横転し、警察などによりますと、回送電車の運転士と車掌の2人が頭などに軽いけがをしたということです。
JRによりますと、回送電車は、横浜市の鶴見駅を出て、東京の蒲田駅に向かってダイヤどおりに運行されていたということです。
警察によりますと、回送電車と衝突した資材を運搬する作業用の車両には、当時、作業員が乗っていなかったということで、JR東日本は警察に、「作業時間を間違えたため、線路内に車両が止まっていた可能性がある」と話しているということです。
警察は回送電車の運転士やJR東日本の関係者などから事情を聞くなどして衝突の原因を調べています。
また、国の運輸安全委員会は調査官2人を派遣し、事故の原因を調べています。
JR東日本によりますと、この事故の影響で、JR京浜東北線は、東京の蒲田と横浜の鶴見の間で、北行き・南行き共に、始発から運転を見合わせています。
ほかの区間は折り返し運転を行っていますが、脱線した電車の移動に時間がかかるため、全線が復旧する見込みは立っていないということです。
一方、並行して走るJR東海道線は、ほぼ平常どおり運転しています。
また、JR南武線は始発から平常どおり運転しています。
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