遂にネット通販の市場規模がスーパーや百貨店を超えてきましたね。
インターネット通販が拡大し、2013年度の市場規模はスーパーや百貨店を大きく上回る約16兆円に膨らむ見通しだ。取り扱う商品は家電や日用品からマンション、自動車まで広がり、スマートフォンの普及で取引がより手軽になった。個人間の取引も増えるなど流通業界の構図が大きく変わってきた。 調査会社のMM総研(東京)の推定によると、12年度のネット通販市場は約14兆2千億円、13年度は国内消費全体の5.6%を占める約15兆9千億円。一般用医薬品のネット販売解禁などもあり、15年度には20兆円を超える勢いだ。13年度はスマホやタブレット端末での取引が全体の2割を占めるとみている。これに対し、13年の全国百貨店売上高は約6兆2千億円(全店ベース)、全国スーパー売上高は約12兆7千億円(同)で、ネット通販に引き離されている。
ネット通販の勢いが止まりません。
人々が毎日行ってお金を使うようなスーパー、週に1回行くか行かないの頻度だけど使う金額が高めな百貨店。
それらの市場規模を超えたってことは、みんなどんだけネットを通してお金を使っているんだろう。
思うにネットでの買い物の購入金額が高めなんだろう。
少なくともネットで数百円の買い物なんてそうそうしないよね?
あるとしたら近所で手に入らないからネットで買うって条件の時とかじゃないかな。
やっぱりネットの買い物での購入金額は数千円以上からが多い。
そして一つだけじゃなく、せっかく買うならついでにこれもって気持ちになり金額が上がる。
逆にスーパーは毎日のように買物に行って使っても一回千円から二千円のレベルじゃないだろうか?
でも、この先数年はスーパーはネット通販にシェアを大きく奪われていくことはないだろう。
やはり日用食品は自分で見て触って買いたいって気持ちが強い。
しかしアルコールや高級食材(楽天で人気のような地域特産品)などはネットがもっともっと売上を伸ばしていく。
なぜならアルコールは基本どこで買っても味は同じ(劣悪な環境で保管していない限り)そして自分で買って家に持って買えるのが面倒くさい。また地方の高級食材は近所じゃ買えないから現実的な選択肢がネット通販しかない。
この先よりネット通販がスーパーの市場に食い込んでいくかは高齢者にいかに対応出来るかに掛かっていると思います。
誰でも簡単に食材が注文できて、家に配達してくれたら買い物に行くのが大変な高齢者などが一気に流れこんでくるだろう。
百貨店はスーパーなどよりはるかにネット通販に市場を奪われていく
これはどうやっても避けれない。
きめ細やかな対人サービスをどう頑張っても、百貨店が販売する商品がネット通販での相性が良すぎてジリ貧になっていく。
基本百貨店で売っているものは毎日のように使うけど、そんなしょっちゅう買いに行くようなものではない品々(化粧品、衣類、装飾品)
これらはネット通販だと百貨店よりもはるかに安く買うことが出来る。
なので自分の目で実物を確認して買う楽しみや安心感よりも、大抵は価格差が勝ってネットで買うことになってしまう。
(ネット購入する前提で百貨店に行き、実物をただ見て触って帰る人も沢山いますね)
百貨店で購入したら10万でネットで購入したら8万なら大抵の人は迷うことはないだろう。
それだけ百貨店における人件費の大きさがあり、ネット通販のように値引きは出来ない。
この先の百貨店はウインドウショッピングを楽しむ人々にいかにお金を使わせるかと、客層を絞り百貨店での買い物を知っている富裕層を相手にしていくくらいしかないんじゃないだろうか。
やっぱりこの人は稀代の天才ですね。
ジョブスと同じように現代の人々のライフサイクルを変えてしまった。
ジョブスが製品のデザイン1ミリにも1グラムにも徹底的にこだわり抜いてきたように、ベゾスは徹底的に顧客主義の立場を取って今のamazonを築き上げた。
彼らの作り上げたものには徹底的に無駄を省いたシンプルさと、誰にでも扱えるような使いやすさっていう共通点もありますね。
この先ネット通販はもっと飛躍していく!
ニュースを見てのとおり、ネットでの一般用医薬品の販売が出来るようになりネット通販市場が15年度には20兆円を超える見通しだ。
正直この先ネット通販が一体どこまで伸びていくのが予想出来ない。
まだまだ新しい市場や改善の余地があるはずだ。
それにスーパーや百貨店が対抗していくには、ネット通販では再現できない現実の体験やふれあいだろう。
個人的にはそろそろamazonを脅かすような、新しいネット通販の会社やカタチが出てきて欲しいな。
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