Updated: Tokyo  2014/02/23 01:01  |  New York  2014/02/22 11:01  |  London  2014/02/22 16:01
 

大阪府:3セク株を南海電鉄に750億円で売却へ、米ファンド却下で

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  2月21日(ブルームバーグ):大阪府の松井一郎知事は21日の府議会で、鉄道・物流事業を手掛ける第3セクターの大阪府都市開発(OTK)株式について、南海電気鉄道 に750億円で売却する方針を示した。来年度の早い段階で議案を府議会に提出する。

府議会は昨年12月、入札価格781億円を提示し、優先交渉権を得ていた米投資ファンドのローン・スターへの売却案を否決した。OTK傘下の泉北高速鉄道の運営をめぐって、地元自治体や住民が運賃値下げ幅が小さいうえ、転売の恐れがあるとして、反発していたためだ。

公募入札で次点となった南海電鉄は、今回、買収価格を30億円引き上げ、750億円とする案を提示。南海電鉄と相互乗り入れする泉北鉄道の乗り継ぎ運賃を一律80円値下げすることとした。転売禁止期間は15年に延長した。

松井知事は南海電鉄を選定した理由について、「価格とサービスについて、南海電鉄から公募時を上回る案が示されたことから同社と随意契約をすることにした」と説明した。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 占部絵美 eurabe@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Katrina Nicholas knicholas2@bloomberg.net

更新日時: 2014/02/21 15:16 JST

 
 
 
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