安倍晋三首相は20日の衆院予算委員会の集中審議で、集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更について「閣議決定して案が決まったら、(国会で)議論頂く。それに沿って自衛隊が活動する根拠法がないから、自衛隊法を改正しなければならない」と述べ、閣議決定によって解釈を変更すると明言。さらに決定後に自衛隊法を改正する方針を表明したものだ。

 首相は、12日の予算委で「(解釈の)最高の責任者は私だ」と発言したことについては、この日は「私は『たった1人で決めて良い』とは、今まで言ったことはない。今までの積み上げもあって、国民の理解も大切だ」と釈明。「三権分立で言えば、私と法制局は同じ行政府だから、その責任者は私であることを明確にしなければならない」とも答弁した。民主党の岡田克也氏が「傲慢(ごうまん)な印象を与えた。1人で解釈変更ができると考えるか」と質問したのに答えた。

 首相はまた、衛藤晟一首相補佐官が首相の靖国神社参拝に対する米政府の「失望」を批判する動画を公開したことについて「個人の参院議員の衛藤晟一として発言したということだ。衛藤議員がそういう趣旨のことを述べたとは承知していなかった。報道で知った。衛藤議員は『誤解を与える可能性があるので撤回した』ということだったと思う」と答弁した。民主党の玉木雄一郎氏への答弁。