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ノバルティスファーマの本社を捜索2月19日 14時04分
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大手製薬会社「ノバルティスファーマ」が高血圧の治療薬の効果を調べた臨床研究を巡って、データの操作された論文を宣伝に使ったとして厚生労働省から告発されている問題で、東京地検特捜部は、薬事法違反の疑いでノバルティスファーマの本社を捜索しています。
東京地検特捜部の捜索を受けているのは製薬会社「ノバルティスファーマ」の東京・港区にある本社です。
この問題は、ノバルティスファーマが販売する高血圧の治療薬「ディオバン」の効果を調べた複数の大学の臨床研究に、この会社の当時の社員が関わったほか、論文のデータが操作されていたものです。
会社はこれらの論文に基づき、医師向けのパンフレットなどで薬には脳卒中や狭心症を予防する効果もあるなどと繰り返し宣伝していて、厚生労働省が先月、誇大広告を禁じた薬事法に違反する疑いがあるとして告発状を特捜部に提出していました。
特捜部は19日の捜索で、論文のデータが操作された詳しいいきさつや会社の関与について、関係する資料を押収して慎重に捜査を進めるものとみられます。
これまでの厚生労働省の調査に対し、会社側は論文に不正があるとは認識していなかったと主張しています。
これについてノバルティスファーマは「捜査に関わることなので、コメントできない」と話しています。
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