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震災がれきの広域処理 ほぼ完了2月21日 15時05分
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東日本大震災で宮城県と岩手県で発生したがれきの処理を両県以外の自治体で受け入れる広域処理がほぼ完了し、今年度中にがれきなどの処理を終えるという目標が達成できる見通しになったことが環境省のまとめで分かりました。
震災で宮城県と岩手県で発生したがれきの処理を巡っては、およそ62万トンについて全国18の都府県で広域処理が行われていて、環境省のまとめによりますと、先月末の時点で99%の受け入れが完了しました。
このうち、東北地方以外で最も多い、およそ17万トンの処理を引き受けた東京都は21日午前に、すべての受け入れを完了したということです。
こうしたことから両県では処理が進んでいて、いずれも先月末までにがれきと津波による堆積物は宮城県では推計で1874万トンのうち、98%、岩手県では推計で556万トンのうち、96%、それぞれ処理を終えたということです。
両県では今年度中にがれきなどの処理を終えるという目標を立てていて、環境省はこの目標が達成できる見通しになったとしています。
石原環境大臣は21日の閣議のあとの会見で、「東京都にはいち早く処理を受け入れてもらい、その後、多くの自治体が手を挙げてくれたので、広域処理を行うことができた」と述べました。
環境省は来月12日に、被災した自治体や広域処理を受け入れた自治体などを招いて都内でシンポジウムを開き、これまでの取り組みを検証することにしています。
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