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1級身体障害者でフリーライターで家庭教師なよくわからない人間、だいちゃん(∀)の勉強法とか雑談ブログ

『死ね』という『強靭な刃物のような言葉』で実際に女子大生が死んだ事件簿

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※メンヘラ メンタルヘルス(精神的な病気)を患っている方。

 

「死ね」という言葉が大嫌いなのですが、可愛い子から「死ね!♥」と言われると喜びます。

どうも、だいちゃん(∀)です。

 

今、ネット上でこの記事が話題になっていますね。

捕容疑は昨年11月8日午後6〜8時ごろ、スマートフォン向けの無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、同級生の女子学生(当時21歳)に「お願いだから死んでくれ」「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などと計7回のメッセージを送ったとしている。

自殺教唆容疑:交際相手にスマホで「死ねよ」 慶大生逮捕 - 毎日新聞

 自殺教唆(きょうさ)というのは、「自殺するように差し向ける」というような罪です。

刑法第61条 教唆

人を教唆して犯罪を実行させたこのには、正犯の刑を科す。

※三省堂 模範六法より

実際に被告が被害者に送ったとされるLINEメッセージのキャプチャがあります。

 

これだけみると、この被告が一方的に悪いように見えてしまいます。

でも、精神的な病気、特に重度のものを抱えている子と付き合うと、付き合っている彼氏も精神的に消耗していまいます。

実際、自殺した被害者はリストカットなどの常連者だったようで、かなり重度の精神疾患を抱えていたのではないか、と推測出来ます。

実際、精神疾患を抱えている人の相手は、たとえ家族でも恋人でも振り回され、振り回された本人が精神的にまいってしまうケースは多々あります。なので、私個人は、この被告を責めることは出来ません。

 

ただ、以前私が書いた、

『死ね』って言葉は絶対に使ってはいけない『強靭な刃物』のような言葉 - だいちゃん.com という記事に対して、

「そんな言葉如きで死ぬわけがない」

「そのくらいの言葉で死ぬならこの世の中で生きていけない。」

などと、頭のとってもゆるい世間知らずな方々がコメントをしていたのが、笑いを通り越して呆れてしまいました。

ほら、やっぱり事件になったじゃないか。こういう兆候は前々からあったわけですよ。

精神状態が正常な人が「死ね」と言われたり、冗談で言っていると分かっている状態で「死ね」と言われる分には理性が働きます。それで死のうとは思わないでしょう。

しかし、精神状態が弱っていて、冗談だと分からないようないいかた、いえ、精神的にまいっている人は冗談なのか本気なのか区別がつかなくなるものです。

今回の事件に関しては、メンヘラ彼女の相手をしていた為、自分も病んでしまい、理性で言葉を選べなくなってしまっていたのでしょう。

何かあるたびに、LINEでリストカット画像を四六時中送られていたら、そりゃ、精神状態も悪くなりますよねl

 

ただ、やっぱりどんな状況でも普段から「死ね」という言葉を使わないほうがいいに決まっているんです。今回の事件も、この言葉が引き金になってたことには変わりはないでしょう。まぁ、こういう子は他のことでも自殺の引き金になったりするんですがね。

死ぬつもりがなくても「死ね」と、例えば今回みたいに揉めている元恋人などに言われたら、死ぬつもりがさっきまでなかったとしても、勢いで後戻り出来なくなって、「自殺」してしまうのです。

こういった「心の感性」

理屈でのみしか物事を理解出来ない、「高学歴バカ」のコミュ障には理解出来ないんだろうな~。

 

ただ少なくとも「死ね」という言葉さえ使わなければ、仮に彼女が自殺したとしても、殺人教唆罪にまでは発展しなかったんじゃないかと。

 

「死ね」という言葉など、「汚い言葉」を普段から使わないようにする、というのは話をする相手に対する「礼儀」としてだけではなく、自分の身を守る為でもあるのです。

私の以前の記事に反論していた方、この事件で少しは私の言っていたことの正当性が理解してもらえたでしょうか。

 

この亡くなった方がどのくれいのレベルの精神疾患を患っていたのかは存じ上げません。軽々と「死ななければいいことがある」なんていうことも、自殺未遂をしたことのある私にはいえません。

ただ、慶應義塾という優秀な大学に通っていた学生の人生が「恋愛」そして「死ね」といった、たかが言葉だけで一気に悪い方に進んでしまった。それはとても悲しいことです。

やっぱり「生きていたまま主張して欲しかった。」というのが私の本音です。

 

亡くなった、ハンドルネーム「メンヘラ神」さんには、片田舎から黙祷を捧げたいと思います。

 

だいちゃん(∀)