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国際
【主張】韓国の反日 目の前の脅威を直視せよ
こうした一方的な態度は、米国の理解も得られまい。ケリー氏も尹氏に対し、「過去よりも今が重要だ。最も緊急の課題は安全保障だ」と述べた。関係改善への努力を渋る韓国側をいましめる発言であり、韓国側もこれを重く受け止めるべきだろう。
朴槿恵大統領は、米中をはじめとする外国首脳に対する日本批判の「告げ口」外交を繰り返している。だが、朝鮮半島有事で機能するのは米中韓ではなく、米国との同盟関係にある日米韓3カ国の枠組みだという現実から目をそらしてはいけない。
24日から米韓合同軍事演習を行うのは、核、ミサイル開発を進める北朝鮮が「アジアで最も深刻な懸念」(米海軍司令官)との認識があるからだ。
国連人権委員会が北朝鮮を、国家として組織的に「人道に対する罪を犯した」と認定した事実も忘れてはなるまい。
韓国にとって、民主主義や人権の尊重という、基本的な価値観を共有できる国はどこか。おのずと答えは出るはずだ。
朴大統領には、親日を嫌う国内世論ばかりに目を向けず、「今そこにある脅威」を直視し、日韓関係の改善にその指導力を発揮してほしい。
●=王へんに其
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