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 日本に留学経験があり、韓国で国会議員や大統領秘書官などを歴任した。取材の受け答えは、すべて日本語。44歳にして多彩な経歴を持つ「知日派」だ。

 大学卒業後、国会議員秘書を経て30代で日本への留学を志す。当時、学生の留学先は米国や欧州が主流だったが、「日本は最も近い隣人。韓国と朝鮮半島の未来にとって、日本こそが重要」と思い定め、早稲田大大学院で国際関係学を学んだ。

 帰国後、2004~08年の国会議員時代は、韓日議員連盟の委員会副委員長に就任。10年から1年間、李(イ)明博(ミョンバク)大統領の秘書官(市民参画社会担当)も務めた。

 着任から約4カ月。「神戸は初めてだけど、国際的でファッショナブル。若くて活気ある女性のイメージ」と語る。最近、出身地の慶尚南道・南海島と淡路島の中学生がサッカーで交流したと聞き、驚いた。「故郷の島と兵庫にこんな縁があるなんて」と目尻を下げる。

 領土問題が日韓関係に影を落とす中、「両国とも新しいリーダーが選ばれ、良い方向に変わるはず。国民の間では、心の理解が大事と思う」と話す。「そのため、政治や経済、文化など、さまざまな交流の舞台を神戸、兵庫で用意したい」

 趣味は「体を動かすこと。人に会うこと」。休日は、神戸市中央区の自宅から須磨海岸まで自転車で走ったり、和歌山沖に釣りに出たり。妻、長男、長女と同居するが、「週末も人と会うのに忙しい。家族サービスができなくて」と笑う。

(記事・永田憲亮、写真・吉田敦史)

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