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「アンネの日記」破損被害相次ぐ 都内各地の公立図書館

朝日新聞デジタル 2月21日(金)10時31分配信

「アンネの日記」破損被害相次ぐ 都内各地の公立図書館

破られたアンネ・フランクの絵本=東京都新宿区大久保3丁目の区立中央図書館

 東京都内の公立図書館で、第2次大戦中のナチス・ドイツのユダヤ人迫害下で書かれた「アンネの日記」や関連書籍220冊以上がページを破られる被害に遭ったことがわかった。被害は少なくとも5区、2市で確認されている。各図書館は警視庁に被害届を出すなどの対応を取った。

【写真】破られたアンネ・フランク関連の本=東京都新宿区大久保3丁目の区立中央図書館

 「アンネの日記」は、ユダヤ人少女アンネ・フランク(1929〜45)が、ナチスの迫害を逃れ、家族らと隠れ住んだオランダ・アムステルダムでの13歳からの2年間の生活の記録で、世界記憶遺産に登録されている。被害が確認されたのは新宿、中野、杉並、豊島、練馬の各区と、東久留米、西東京の両市の公立図書館。

 練馬区では1月下旬、区立南田中図書館で来館者が気づき職員に伝えた。区内9館で計41冊が破られ、十数ページが引きちぎられたものもあり、警視庁に被害届を出した。貸し出しや返却時に本の状態を確認しており、館内で破られた可能性があるという。一部を買い直し、閲覧を続けている。

朝日新聞社

最終更新:2月21日(金)10時31分

朝日新聞デジタル

 

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