他校でも学び、幅広い視野を
6月28日、市庁舎で久留米大学、久留米工業大学、久留米工業高等専門学校、久留米信愛女学院短期大学、聖マリア学院短期大学の各学長が集まり、久留米市内大学等単位互換に関する協定締結式がありました。
協定締結後、互いに手を取り合う各校の代表者と江藤守國市長
- 個性ある学生の育成
- 久留米市内大学等単位互換に関する協定とは、市内の5つの高等教育機関の間で互いに学生を受け入れ、それぞれの受け入れ校で取得した単位を、所属する学校の正規の単位として認定するという制度の取り決めです。
学生の多様なニーズに応えて学習機会を広げるとともに、開かれた魅力ある学校にしていくための取り組みです。
短期大学間では北九州市などで例がありますが、多様な高等教育機関の間で行われるのは全国的にも珍しく、県内では初めての試みです。
9月に始まる後期授業から開始する予定です。
久留米大学の薬師寺道明学長は、「個性ある学生の育成に役立ちます。市の活性化にも貢献できるものと期待しています」と話しました。
- 学術研究都市づくりに向けて
- 市内には、5つの高等教育機関と、県工業技術センターを始めとする3つの研究機関があります。
市は、これらの大学や研究機関、商工会議所、農協、県などの17団体とともに久留米学術研究都市づくり推進協議会をつくっています。
同協議会では、市を活性化するための一つの要素である大学などの魅力を高めていくための学校間の連携、教育・文化、医療・福祉、産業振興などの分野での大学などと市の事業協力の促進に向けて取り組んでいます。
今回の単位互換制度は、こうした学術研究都市づくりへの取り組みのひとつとして実を結んだものです。
【問い合わせ先】総合政策課(Tel30-9111、Fax30-9703)
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