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森元首相の真央らへの発言要旨

 森喜朗元首相は20日、福岡市での講演で、ソチ五輪フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。さらに女子ショートプログラム(SP)で16位だった浅田選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」などと評した。

 森喜朗元首相の講演でのフィギュアスケートに関する発言要旨は次の通り。

 頑張ってくれと見ていましたけど(浅田)真央ちゃん、(ショートプログラムで)見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね。

 日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)きょうだいはアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している。

 浅田さんが(団体戦に)出れば、3回転半をできる女性はいないから、成功すれば3位になれるかもとの淡い気持ちで出した。それで、見事にひっくり返ってしまった。

 その傷が残っていたとすれば、ものすごくかわいそうな話。負けると分かっている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった。

 転んだ心の傷が残っているから、自分の本番の時には、何としても転んではいけないとの気持ちが強く出たのだと思いますね。勢いが強すぎて転んでしまいました。(共同)

 [2014年2月20日19時20分]

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