衆院予算委:衛藤氏の米批判…首相「個人的な発言」
毎日新聞 2014年02月20日 11時42分(最終更新 02月20日 13時46分)
安倍晋三首相は20日午前の衆院予算委員会で、首相の靖国神社参拝を巡り米政府を批判し、発言を撤回した衛藤晟一(えとう・せいいち)首相補佐官について「衛藤氏個人、参院議員として発言したということだ。私は(発言を)承知せず、報道で知った。誤解を与える可能性があるので撤回した」と述べた。従軍慰安婦などに関する籾井勝人NHK会長の発言については「会長と個人の発言は峻別(しゅんべつ)すべきだ」と批判した。
首相は、集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈変更について「最終的には閣議決定をしていく方向になる」との見通しを表明。解釈変更を巡って「最高責任者は私だ」などと国会で答弁したことに関しては「首相として内閣を代表して答弁している。私が一人で決めていいと言ったことはない」と述べた。民主党の岡田克也、玉木雄一郎、原口一博の各氏への答弁。【仙石恭】