これまたあんまりニーズが無いと思うけど、ニーズが無いが故に、書いておけば誰かの役に立つかも。
状況
Windows XP/Vistaにおいて、有線LANでは、ネットワークAに接続し、無線LANでは、ネットワークBに接続したいとする。
もちろん、同時には接続できないので、基本的には、有線LANが優先され接続される。
1つのネットワークデバイスにおいて、IPやDNSの設定を変えるユーティリティソフトは沢山あるし、netshコマンドでもOKなのだが、2つのネットワークデバイスを使い、それぞれを切り替えたい。
※ネットワークケーブルを引っこ抜けば、必然的に無線LANに接続されるが、デスクトップPCなど、LANコネクタが背面にある場合、そうそう抜くこともできない。
ネットワークデバイスを、右クリックから無効/有効を設定すれば、もう一方のネットワークに自動的に接続されるが、もっと簡単にやりたい。
方法
コントロールパネル>システム>デバイスマネージャのコマンドラインインターフェースコマンド(?)が、マイクロソフトのサイトからダウンロードできるので、それを持ってくる。devcon.exe
デバイス マネージャとして機能する DevCon コマンド ライン ユーティリティ
Zip圧縮されてるので、適当なところに展開すると、中にdevcon.exeが入っている。これを使いやすいところにコピーしておく。
現在のネットワークデバイスは以下のような状況で、有線/無線ともに「有効」です。
devcon.exeでデバイスを制御する場合、ハードウェアIDが必要なので、ハードウェアIDを調べる。
今回の場合は、有線LANのデバイスです。
次に、コントロールパネル>デバイスマネージャを開いて、それっぽいのを探す。
そいつのプロパティを見る。
詳細>ハードウェアIDを選択すると、なにやら数字が出てくる。とりあえず一番上を選択し、Ctrl + Cでコピーする。(コピペ出来そうにないが、実は出来る!)
で、次に、コマンドプロンプトを起動し、devcon.exeを使う。
デバイスを有効にするには、
C:\> (パス)devcon.exe enable “PCI\VEN_10EC&DEV_8139&SUBSYS_833810F7&REV_10″
デバイスを無効にするには、
C:\> (パス)devcon.exe disable “PCI\VEN_10EC&DEV_8139&SUBSYS_833810F7&REV_10″
で、OK。(実際には改行無しです)
Vistaの場合、ユーザ認証が挟まるが、XPだとそのまますんなり実行できるので、ショートカットコマンドを作っておくと便利です。
で、その結果は、
↑と、コマンドラインから、ローカルエリア接続(有線LAN)のデバイスを「無効」に出来ました。ぱちぱち~
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