山梨 ２００人余が大学受験できず

2月20日 6時13分

記録的な大雪の影響で、山梨県では２００人余りの受験生が東京などで行われた大学の入学試験が受けられず、山梨県教育委員会は各大学に対し、再試験などの特別措置を取るよう求めています。

今月１４日からの大雪で、山梨県では県外に通じる鉄道や道路のほとんどが使えなくなり、県全体が一時、ほぼ孤立した状態になりました。
このため今月１５日から１８日にかけて大学入試を控えていた県内の受験生は、東京などで行われた入学試験の会場に行くことができず、山梨県教育委員会によりますと、その数は現役の生徒だけで少なくとも２２８人に上るということです。
このため県教育委員会は、受験生が出願していた可能性のある合わせて４２の大学に対し、再試験などの特例措置を取るよう要望しました。
一方、文部科学省でも同じような要請を全国の大学と短大に行っていて、これまでに少なくとも１９の大学が再試験を行うなどの対応を決めたということです。
文部科学省は「受験生のことを考え、大学にはできるかぎりの対応を取ってほしい」としています。