Part1 未使用時の消費電力に注目! 先進の省エネ性を実現

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今年の夏こそAVアンプの買い替え時!

“節電スタイル”のホームシアター構築に最適なヤマハの新型AVアンプ「RX-V571」

Part1 未使用時の消費電力に注目! 先進の省エネ性を実現

「AVアンプは実は使用していない時間のほうが長い!」という点に注目して、「RX-V571」の“賢い”省エネ機能をくわしく解説します。 あわせて、ヤマハ独自の使いやすい機能についてもご紹介。

省エネ性

HDMI接続で便利になったAVアンプ。ただし、未使用時の消費電力は意外に高い

AVアンプは、ブルーレイプレーヤー・レコーダーやDVDプレーヤー、CDプレーヤー、ゲーム機など複数のAV機器を接続して、そのサウンドを迫力あるサラウンド方式に変換するホームシアター製品。さまざまなAV機器の中心に位置し、5.1ch/7.1chのマルチチャンネルホームシアターの“心臓部”となる存在である。

そして、最新のAVアンプは、音質だけでなく利便性も向上しており、各機器をHDMIケーブル1本で接続して利用できるようになっている。ひと昔前のように、音声は同軸・光デジタルで、映像はD端子でといったように、別々のケーブルをつなぐ必要がないのだ。また、ブルーレイや大画面テレビなど、最新のAV機器は、ほぼすべてがHDMI接続での利用を前提としており、それらと組み合わせてホームシアターを構築するには、HDMI対応のAVアンプは“必須”のアイテムだ。事実、最新のAVアンプは、例外なくすべての製品が複数のHDMI入力に対応している。

最新AVアンプを使ったホームシアターのイメージ
ホームシアター ホームシアター
ブルーレイ時代のホームシアターは、AVアンプを中心にして、機器間をHDMIケーブル1本で接続することが可能。操作・機能面でのポイントは、テレビのリモコンで接続機器の操作が可能な「HDMIリンク」を利用できることだ。「HDMIリンク」を使えば、ブルーレイレコーダーやAVアンプのメニュー操作や音量調整などをテレビのリモコンで行えるようになるほか、テレビの電源と連動して接続機器の電源をオン・オフにすることもできる

ただ、この夏、AVアンプ製品を選ぶ際に意識したいのが「消費電力」だ。この夏は電力の供給不足が予想されており、日本全体で「節電」への意識が非常に高まっている。今、エアコンや冷蔵庫など家電製品を購入する際に、消費電力や省エネ性を細かくチェックしているという方も多いことだろう。AVアンプにおいても例外ではないのだが、一般的な家電製品と異なるのは、使用時ではなく“未使用時”の消費電力に注目してほしいということだ。

というのも、AVアンプは、テレビやブルーレイプレーヤー・レコーダーなどの外部機器と連携して、映像コンテンツなどを高音質で楽しむときだけ使う製品であり、実際のところは、「使用している時間」よりも、「使用していない時間」のほうが長い製品だからだ。しかし、電源オフ時にも、いわゆる「待機電力」というものが生じる。特に、HDMI対応のAVアンプは、意外に思うかもしれないが、未使用時にもそれなりに電気を消費するのだ。AVアンプの電源がオフでも、HDMI接続が「スタンバイスルー」という状態だと、モデルによっては20〜30W程度の電力を消費してしまうものもあるほどだ。これでは、使用していないのに蛍光灯をずっと点けているのと変わらない。このような理由から、最新のAVアンプを選ぶ際には、「スタンバイスルー時の消費電力」に注目してほしい。

スタンバイスルー スタンバイスルー
「スタンバイスルー」とは、AVアンプ本体の電源がオフの状態でも、HDMI接続された機器の映像・音声をスルーできる機能。AVアンプがオフの状態でも、プレーヤー・レコーダーなどの機器の映像・音声データをAVアンプ経由で、そのままテレビに伝送できる。たとえば、ブルーレイやDVDの映画はAVアンプを使って迫力の5.1ch/7.1chサラウンドで視聴するが、レコーダーに録画したテレビ番組はAVアンプを使わずにテレビのスピーカーから音声を出力する、といったように、機器やコンテンツによってAVアンプを使うか・使わないかを選択できるのである
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「RX-V571」は、スタンバイスルー時の消費電力「1.2W以下」を実現

ヤマハのAVアンプ製品は、従来より、省エネ性を強く意識して開発されており、スタンバイスルー時の消費電力を抑える工夫が施されている。具体的には、回路をメインとサブに分けたうえで、それぞれに専用の電源トランスを搭載。サブ回路のほうをHDMI基板のみを動作させるスタンバイ用とすることで、スタンバイスルー時にメイン回路に電気が通らないようになっているのだ。一般的なAVアンプ、特にエントリーモデルでは、コストカットのため回路・電源は共通となっており、スタンバイスルー時にもメイン回路を使用するため、どうしても電力を消費する構造となっている。だが、ヤマハの製品は、エントリーモデルであっても内部の回路・電源を分離することで、消費電力を抑えるように設計されているのだ。このあたりの“見えない部分”がきっちりと作り込まれているのは、ヤマハの製品ならではといえる。

そういった取り組みの中で、ヤマハAVアンプの最新7.1chモデルとなる「RX-V571」は、従来よりもすぐれた省エネ性を実現。スタンバイスルー時で「1.2W以下」という非常に低い消費電力を達成しているのだ(スタンバイスルーOFF時は0.1W以下)。従来モデル「RX-V567」でもスタンバイスルー時「2.7W未満」という低消費電力であったが、それがさらに進化しており、他のAVアンプ製品と比較しても、すぐれた省エネ性となっている。

では、「RX-V571」は、具体的にどのくらいの消費電力および電気代を軽減できるのであろうか。HDMI端子を備えた3〜4年前のAVアンプと比較して考えてみよう。3〜4年前のAVアンプの使用時消費電力を「RX-V571」と同等とし、スタンバイスルー時の消費電力を約20Wとしたうえで、仮に「1日4時間の使用、20時間のスタンバイスルー」として比較・計算すると、スタンバイスルー時の年間消費電力量は、「RX-V571」が約1.2W×20時間×365日=約8.8kWh/年、3〜4年前のAVアンプが約20W×20時間×365日=約146kWh/年となる。「RX-V571」では年間でおよそ137kWh/年の消費電力量の削減が可能となる。137kWh/年という値は、だいたい40〜46V型テレビ1台分の年間消費電気量に匹敵し、電気代を1kWh=22円で換算すると、年間でおよそ3,000円のコストを削減できることになる。あくまでも仮定の話ではあるが、「1年間で大型テレビ1台分の電力削減」というのはインパクトが強い。また、「1日4時間の使用」と仮定しているが、「映画・音楽を楽しむときにしか使用しない」「休日しか使用しない」という場合は、さらに使用時間が減り、消費電力・電気代も削減できることになる。このように、今使っているAVアンプを、「RX-V571」に買い替えるだけでも大きな節電・節約効果を得ることができるのである。

3〜4年前のAVアンプと「RX-V571」の消費電力量の比較
「1日4時間の使用、20時間の待機(スタンバイスルーON)」と仮定して比較すると、「RX-V571」は、3〜4年前のAVアンプ(待機時の消費電力を20W程度)よりも、年間消費電力量をおよそ137kWh/年も削減できることになる
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切り替え簡単で使いやすい「スタンバイインプットセレクト」

さらに、「RX-V571」は、スタンバイスルー時に利用できる機能として、「スタンバイインプットセレクト」という、非常に使い勝手にすぐれた機能を備えている。

「スタンバイインプットセレクト」とは、AVアンプ本体がスタンバイスルー時であっても、付属リモコンでHDMIの入力を切り替えられる機能。AVアンプを起動する必要がないため、簡単にいうと「HDMIセレクター」のように利用できるというわけだ。具体的には、レコーダー・プレーヤーやゲーム機など複数の機器を「RX-V571」にHDMI接続して、スタンバイスルーで映像・音声をテレビに出力している際に、AVアンプのリモコンで機器の入力を切り替えることができるのである。シンプルな機能のように感じるかもしれないが、通常であれば電源オン状態でないと入力切り替えは行えない。スタンバイ用の回路・電源を備えている「RX-V571」ならではの機能といえるだろう。

さらにポイントとなるのは、「RX-V571」は、「スタンバイインプットセレクト」利用時でも消費電力「1.2W以下」の状態をキープすること。消費電力を抑えた状態でこうした機能を利用できるのは大きな魅力である。

「スタンバイインプットセレクト」のイメージ
スタンバイインプットセレクト スタンバイインプットセレクト
「スタンバイインプットセレクト」では、「RX-V571」の電源がオフ時(スタンバイスルー時)にも、「RX-V571」のリモコンを利用して、HDMI入力を切り替えることができる
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電源の切り忘れを防ぐ「オートパワーダウン」

オートパワーダウン
4時間、8時間、12時間を設定できる「オートパワーダウン」

このほかにも「RX-V571」は、省エネ機能として、設定した時間になると自動的に電源がオフになる「オートパワーダウン」に対応している。4時間、8時間、12時間の3パターンを設定することが可能だ。

AVアンプは、マルチチャンネルでフル活用すると最大500〜600W程度の電力がかかる。AVアンプの電源を消し忘れてそのままにしていると、500〜600wまではいかないにしろ非常に大きな電力を浪費することになるため、「オートパワーダウン」は、実利用の際には必ず設定しておきたい機能である。

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日本語のオンスクリーンディスプレイも便利

このほか、「RX-V571」は、HDMI接続時に、わかりやすい日本語メニューをテレビに表示することが可能となっている。ひと昔前のAVアンプといえば、本体前面に備える1〜2行表示の小さなモニターに表示される内容を確認しながら設定をしなければならなかったが、「RX-V571」ではテレビにメニューを映して、音質・画質の細かい設定を簡単に調整することができるのだ。ホームシアター初心者の方でも、とまどうことなく設定を行うことができる。

オンスクリーンディスプレイ オンスクリーンディスプレイ
テレビ画面にメニューを表示することが可能な「オンスクリーンディスプレイ」に対応。再生している映像の上にメニューが表示されるのもポイントで、実際の映像を確認しながら設定を細かく調整することができる。また、東芝の液晶テレビ「REGZA」の一部機種では、「REGZA」側のリモコンで、この「オンスクリーンディスプレイ」を操作することができる