2014年2月20日05時23分
作家・百田尚樹さんとの主な一問一答は次の通り。
【私は言論人。主義主張は縛られない】
――NHK経営委員としての立場についてうかがいます。
「NHK経営委員として答えるのは難しい。あくまでも作家・百田尚樹ということで質問してください」
――分かりました。とは言え肩書もお持ちなので。経営委員という立場と個人の思想信条に基づく言動について、どのようにお考えですか。
「経営委員の服務準則には、放送において公正、不偏不党とうたわれています。私は去年の11月に経営委員になってからそれをしっかり順守しているつもりです。ただ、それは私の個人的な主義主張をしばるものではないと思っています。私の本職は放送作家であり作家であり、著述家ですよね。著述をする、主張する、あるいは表現をするのが仕事。それらは多岐にわたっています。国際問題、政治問題、社会問題。経営委員の立場として、そういう一切の発言をするなというのは、言論封殺、職業否定につながりますよね」
――百田さんのなかでNHKの経営委員というのはどんな仕事で、何をするものでしょうか。
「私が経営委員になって何をしたいかは、経営委員会のホームページにも書いてありますが、日本唯一の公共放送として国民のために、公正中立な番組報道を心がける放送局に少しでも尽力したいという気持ちで就任しました」
――長谷川三千子委員を含め、経営委員のなかでは安倍首相に近いとされています。
「いろんな見方がありますが、私自身はなんとも言えませんね。個人的には安倍さんと対談の席などで何度か会ったことはあります。そのレベルです」
――対談した際、NHKの経営委員になって欲しいと言われたのですか。
「いや、まったく一言も。経営委員についての話は安倍さんとは一言も交わしたことないです」
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