暗闇で光るトナカイ、交通事故削減目指す フィンランド

2014年02月19日 18:00 発信地:ヘルシンキ/フィンランド 【写真】 【ブログ】
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フィンランド北部ラップランド(Lapland)のロバニエミ(Rovaniemi)で撮影された角に光を反射する塗料が施されたトナカイ(2014年2月17日撮影)。(c)AFP/FINLAND'S REINDEER HERDERSASSOCIATION/ANNE OLLILA

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【2月19日 AFP】フィンランド北部では暗闇で光るトナカイを見ることができるという──。「光るトナカイ」は、車との衝突事故を防ぐ目的で光を反射する塗料が塗られた個体だという。同国のトナカイ飼育関係者が18日、述べた。

 フィンランドのトナカイ放牧協会「Reindeer Herders' Association」は、トナカイの角に2種類の塗料を塗布し、夜間に自動車を運転する人からその存在を認識しやすくする試みを行っている。

 同協会のアン・オッリラ(Anne Ollila)代表は、「効果が確認でき次第、若い個体から老年の個体まで、地域全体のすべてのトナカイにこの塗料を施したい」と述べた。

 オッリラ代表によると、1年間に発生する自動車事故のうち、トナカイに関係したものは約3000~5000件に上るという。また事故が起きた場合、より被害が大きいのはトナカイの方だと説明した。

 この試みは約2週間前、北部ラップランド(Lapland)のロバニエミ(Rovaniemi)で始まった。塗料は、角の施されるより耐久性のあるものと体の毛に施される雨水で洗い流されるものの2種類が用いられたという。

 もし効果が確認された場合、秋にもより多くの個体に塗料を施したいと同団体は述べている。(c)AFP

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http://www.afpbb.com/articles/-/3008829

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