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中国 米半導体「クアルコム」調査2月20日 0時31分
中国政府は、アメリカの大手半導体メーカー、クアルコムが中国の電子機器メーカーに対し市場での支配的な地位を利用して不当な価格設定を行った可能性があるとして、独占禁止法違反の疑いで調査していることを明らかにしました。
アメリカの大手半導体メーカー、クアルコムは、中国国内で携帯電話の製造メーカーに対し、半導体を販売したり、半導体技術のライセンスを供与したりしています。
これについて中国の経済政策を統括する国家発展改革委員会は19日、「クアルコムが市場での支配的地位を乱用して、差別的な料金の徴収を行っているという指摘が関連業界や企業からあり、これを受けて調査を始めている」と述べ、去年11月から独占禁止法違反の疑いで、クアルコムを調査していることを明らかにしました。
クアルコムのどのような行為に独占禁止法違反の疑いがあるとされているのかは、具体的に明らかにされていませんが、中国の関連業界団体は、クアルコムに支払う特許料が高すぎて損害を被っているという訴えを当局に提出したと伝えられています。
今回の発表に先立ってクアルコムは、中国当局の調査を受けていることを明らかにしており、調査に協力する考えを示しています。
国家発展改革委員会は、関連企業から事情を聞くなど調査を進めていますが、結論が出るまでには時間がかかりそうです。
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