「このであいは エロールの おくりもの ・・・」――スクウェア・エニックスは2月19日、RPG「サガ」シリーズ25周年を記念し、佐賀県とのコラボレーション企画「ロマンシング佐賀」を発表した。サガシリーズのイラストと佐賀県の伝統工芸品を連携させた企画や、県知事とサガシリーズクリエイターのトークショーなどを、都内で行う。同県の古川康知事は「ようやくこうして結ばれました」と喜んでいる。
ゲームボーイ向け「魔界塔士サ・ガ」発売25周年を記念した企画。特設サイトをオープンしたほか、3月13日〜16日に東京・六本木ヒルズ内の「ヒルズカフェス/スペース」で「ロマンシング佐賀LOUNGE」をオープン。「ロマンシング サ・ガ」シリーズのキャラクターデザインなどを手がけたイラストレーターの小林智美さん描きおろしの有田焼などを展示するほか、佐賀県の地産名産を使った「ロマ佐賀フード」やコラボグッズを販売する。「・・・・風が、・・・・くる!・・・・」
3月16日夜には、サガシリーズのクリエイターと佐賀県庁メンバーによるトークショー「ロマンシング佐賀 Premium Night」を開催。サ・ガシリーズディレクターの河津秋敏さん、サガシリーズ作曲家の伊藤賢治さん、イラストレーターの小林智美さんと、佐賀県の古川康知事などが、ゲームや佐賀県について語る。会員サイト「スクエニメンバーズ」で参加希望者を募り、抽選で100人を招待する。
「この“閃き”は20年来の念願でした」――河津さんは、「佐賀の自然、歴史、文化、人々がゲームに新たな“閃き”を与えてくれるのではないか」と期待。「単なるダジャレですが、意外にマジで取り組んでますよ。今後どう展開していくのか、皆さんの反応次第です。さっさと新作作れ!とお叱りを受けそうですが25年のお祭りの一環として楽しんで頂ければ」とTwitterで語っている。
佐賀県は「コラボ県」を掲げ、企業とのコラボレーションを進めている。古川知事はロマ佐賀について、「これは奇跡です。20年前はサガから、10年前は佐賀県から、お互いにラブコールを送り合っていた両者が、ようやくこうして結ばれました」とコメントを寄せている。
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