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アスペルガーに関して思ったこと
奥村隆「息子と僕のアスペルガー物語」【第11回】
「自分は嫌われている」と初めて知った日の衝撃



古い記事なのだが。大変読み応えのある連載。(現在も連載中)
長いエントリなので、勝手に必要な箇所を引用要約する。

そのルールとは「他人とのコミュニケーションにおいては、決して本当のことを言ってはいけない場合がある」というものである。


 アスペルガーなため、言語外の情報を汲み取ることができず、空気を読めず、人を傷つける言動を繰り返してしまった若い頃の筆者が、あるきっかけから、人間関係をうまく構築しているクラスメートからその言動を学びとり、演技することで円滑に生活できるようになった。
 みたいな話である。

でも、結局のところ、僕はOの言動を真似していただけで、本質的に他人の感情を理解できるようになった訳ではない。本当の自分を隠し、嫌われないようにひっそりと過ごすテクニックを覚えたに過ぎない。だから、「演じること」に慣れるまでは、学校から帰ると、心身にどっと疲労が押し寄せてくるのだった。


 大変ぬぬぬと考えてしまう。

 自分は、アスペルガー限らず、普通の人も多かれ少なかれこういうステップを踏むものだと思っているのだ。
 あれ、もしかして俺アスペルガー?的な感想はさておくとして。(気質はあると思うが)

 ほとんどの普通の人も言語外のコミュニケーションを簡易に読み取っているわけではなく、押したり引いたり空気を読みながら、ある時にはドっと疲れ、ある時には読みそこなって空気を悪くし、そんな感じで生きにくい世の中を生きているものだと思っている。

 中にはその辺をやすやすとイージーモードで生きている人もいるんだろうけども。
 俺にはそこはハードモードだし。

 そういう割り切れないものを感じつつ。
 アスペルガーの人が、世間で苦労する理由の一つに「学習で回避できる」から「学習しろよ」という空気ってのもあるんだろうな等と感じた。
 ツライのはお前だけじゃないよ。みんなツライんだよ。的な。

 実際は、その辛さを測る尺度は無いので、それが物凄い無理強いなのかもしれないにも限らず。




2014/02/19(水) 23:16:18| 固定リンク|日記| トラックバック:0 | このエントリーを含むはてなブックマーク|
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