世帯年収が低いほど「軽自動車」を選び、年収が1000万円を超えると「セダン」保有率が高くなることが、リブ・コンサルティングの調査で分かった。
クルマを所有している人に、保有車種を聞いたところ「軽自動車」と答えたのは、世帯年収200万円未満だと46%、200〜400万円だと39%という結果に。以降、世帯年収400〜600万円では26%、600〜800万円未満では23%、800〜1000万円未満では15%、1000万円以上では12%と、年収が上がるにつれ軽自動車を選択しない傾向がうかがえた。
また「セダン」の保有率をみると、全体では11%だったが、世帯年収1000万円以上では22%。「ミニバン」については、200万円未満が13%、200〜400万円未満が15%とほぼ変わらないのに対し、400〜600万円未満の層になると24%に。「世帯年収400万円がミニバン保有の分かれ目とも言えるなど、全体的に年収と保有車種の相関関係が見てとれた」(リブ・コンサルティング)
年代別に保有車種を調べてみると、20代の42%が「軽自動車」、25%が「コンパクトカー」と回答しており、両方合わせると約7割の人が小さめのクルマを保有していることが分かった。「軽自動車とコンパクトカーの全体の保有率が48%であることを考えると、20代の若者は『小さめのクルマを選ぶ』傾向にあるようだ」(リブ・コンサルティング)
「セダン」の保有率は60代(28%)が圧倒的に多く、全体の平均(11%)よりも17ポイントも高い。20〜40代の保有率がいずれも10%以下(20代:8%、30代:8%、40代:10%)であることから考えると、「60代の団塊世代にセダン好きが多くいることが予想される」(同)
インターネットによる調査で、クルマを保有している1万1507人が回答した。調査時期は2013年11月。
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